コクヨの高級筆記具に大阪・生野の技術が結集!町工場「電研」の特殊アルマイトが生む唯一無二の輝き

大手メーカーの機能美と、町工場が誇る唯一無二の職人技。大阪を拠点とする二つの企業の情熱が、一本のペンに結実しました。

大阪市生野区のアルマイト加工企業、有限会社電研(DENKEN)の特殊技術が、コクヨ株式会社の高級筆記具ブランド「KOKUYO WP」の新作に正式採用されました。2026年2月18日に発表されたこの取り組みは、単なる製品開発にとどまらず、日本の次世代後継者たちが挑戦する「アトツギ甲子園」から生まれた、夢のある共創ストーリーです。

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1本ごとに表情が異なる「マーブル模様」の衝撃

今回、電研の技術が採用されたのは「KOKUYO WP Limited Edition 2025 金属軸(モスマーブル)」。金属という冷徹な素材に、生命力あふれる“揺らぎ”を吹き込んでいます。

  • 特殊アルマイト技術: 本来、工業製品では「均一」であることが求められるアルマイト加工において、あえて独自の染色技術を用いることで、1本ずつ異なる「マーブル模様」を実現しました。
  • 意匠性と耐久性の両立: 芸術的な美しさだけでなく、高級筆記具として長年愛用できる高い表面硬度と耐久性を兼ね備えています。
  • 唯一無二の価値: 手にする人ごとに模様が異なるため、所有する喜びを最大化させる「自分だけの1本」となります。

きっかけは「アトツギ甲子園」。若手後継者の挑戦が拓いた道

この革新的な製品が誕生した背景には、経済産業省 中小企業庁が主催する「アトツギ甲子園」での運命的な出会いがありました。

  • 第5回大会での交流: 電研がファイナリストとして選出された際、審査委員を務めていたコクヨの黒田英邦代表執行役社長と意見交換したことが、今回のプロジェクトの起点となりました。
  • 大企業×町工場の共創: 若手後継者が既存の技術を再定義し、大手企業のブランド力と掛け合わせることで、伝統的な技術に新しい価値を付与することに成功しました。
  • 次なる挑戦へ: 2026年2月27日には第6回「アトツギ甲子園」の決勝大会も控えており、今後もこうした熱い共創が期待されています。

有限会社電研(DENKEN)について

1958年設立。大阪市生野区に拠点を置き、クロムフリー電解研磨を核とした高度なアルマイト加工を提供しています。「感謝で磨く、みんなで輝く。」をメッセージに掲げ、他社が「できない」と断るような特殊な意匠加工にも真摯に向き合う、ものづくりへの誠実な姿勢が高く評価されています。

まとめ

コクヨの<KOKUYO WP>新作に採用された電研の特殊アルマイト技術は、日本の製造業における新しい可能性を示しました。均一な大量生産の時代から、個人の感性に響く「唯一無二」の価値へ。職人の手仕事が光るモスマーブルのペン先からは、大阪の町工場の誇りと、それを見出した大手メーカーの先見性が伝わってきます。製品の詳細は「KOKUYO WP 公式サイト」にて。技術の裏打ちがある本物の美しさを、ぜひその手で確かめてみてください。

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