【2026/4/29〜5/5開催】第45回笠間の陶炎祭(ひまつり)|200超の窯元が集う日本最大級の陶器市、夜まつりコンサートも

出典:笠間の陶炎祭

茨城県笠間市が誇る春の風物詩「笠間の陶炎祭(ひまつり)」が、2026年4月29日から5月5日までの7日間、笠間芸術の森公園で開催されます。1982年、わずか36軒の有志が野焼き窯を囲んだ小さな集まりから始まったこの祭りは、今や200人を超える作家と数十万人の来場者が集う、日本最大級の陶器市へと成長を遂げました。単なる「買い物」の枠を超え、作り手と使い手が直に言葉を交わし、文化を紡ぐ唯一無二の空間。その魅力を余すことなくご紹介します。

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歴史が育んだ「遊び心」と「ホスピタリティ」

陶炎祭の根底には、「まずは自分たちが楽しむこと」という始動当時の精神が脈々と流れています。会場設営から運営に至るまで、作家たち自らが手掛ける手作りのスタイルは40年以上経った今も変わりません。笠間市内外から集結する200以上の窯元・陶芸家たちが、丹精込めた一品を直接販売する「フェア」のスタイルは、作家の哲学や制作秘話に触れることができる貴重な対話の場となっています。

五感で笠間焼を愉しむ、多彩なプログラム

会場内では、ただ器を眺めるだけでなく、多角的に陶芸文化に触れられる企画が目白押しです。

  • 「野点(抹茶碗展)」:毎日開催。展示されている作家渾身の抹茶碗の中からお好みの1点を選び、お抹茶をいただけます(一服500円・和菓子付。無くなり次第終了)。実際に使い心地を確かめられる贅沢な体験です。
  • ぐい呑み1000個展:「笠間焼と笠間の地酒でカンパイ!」をテーマに、個性豊かな酒器が勢揃い。地元酒蔵の試飲コーナーも併設され、器と酒の最高のマリアージュを楽しめます。
  • 台湾・鶯歌(イング)海外交流展:台湾の陶磁器名産地とのコラボ。現地の窯元による色鮮やかな台湾陶磁器が展示され、国際的な陶芸の広がりを感じさせます。
  • 小学生土面フェスティバル:市内11校、500名以上の児童が制作した土面を展示。子どもたちの自由で豊かな発想力は、プロの作家たちをも驚かせる熱量に満ちています。

5月3日:情熱の旋律が響く「夜まつりコンサート」

5月3日の18時からは、中央ステージにて「夜まつり」が開催されます。今年のメインアクトは、若手実力派奏者で構成された「たぬきタンゴカルテット」。笠間市出身で世界的に活躍するピアニスト・小林萌里氏を中心に、グラミー賞ノミネート経験を持つヴァイオリニスト・廣津留すみれ氏、多角的に活動するコントラバス奏者・小野としたか氏、気鋭のバンドネオン奏者・清川宏樹氏が集結します。

地元に住むニホンタヌキをモチーフにした名曲「たぬきのミロンガ」をはじめ、本格的なタンゴの調べが春の夜空を情熱的に彩ります。また、地元笠間の職人たちによるジプシーロックバンド「B.A.a.D」のオープニングアクトも、祭りの祝祭感を最高潮に引き上げてくれるでしょう。

「夜まつり」来場時の注意点

夜まつり開催時は、周辺の大規模駐車場が定時で閉鎖されるため注意が必要です。お車の方は15:30以降に無料開放される公園駐車場をご利用ください。また、当日は会場から友部駅行きの臨時シャトルバス(18:30 / 19:30 / 20:30 / 21:00発)が増便されますので、電車での来場が非常にスムーズです。

【開催概要】
第45回 笠間の陶炎祭(ひまつり)
日時:2026年4月29日(水・祝)〜5月5日(月・祝)
時間:9:00〜17:00(5月3日のみ夜まつり開催のため延長あり)
場所:笠間芸術の森公園 イベント広場(茨城県笠間市赤坂234-1)
入場料:1日500円(18歳以下、障がい者手帳をお持ちの方は無料)
※支払いはキャッシュレス(PayPay、AEON Pay)も対応。

キッズランド(休日・祝日のみ開催):
ろくろ体験や粘土遊び、フェイスペインティングなど、お子様向けの体験も充実(200円)。授乳室やおむつ替え室も完備されており、家族連れでも安心して過ごせます。
公式サイト:笠間の陶炎祭公式サイト

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歴史、伝統文化、アニメ、こだわりの文房具など「深い物語のあるモノ」を愛するカルチャー探求ライター。イベント情報から話題のアイテムまで、その背景にある魅力や「なぜ行くべきか」という価値を丁寧に解説します。

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