【茨城】2026年6月13日〜7月5日開催!第52回水戸のあじさいまつり:1.1万株が彩る歴史の庭園と幻想的な夜

水戸の街に、しっとりとした雨粒が似合う季節が訪れます。2026年6月13日(土)から7月5日(日)までの期間、水戸の初夏を象徴する「第52回水戸のあじさいまつり」が開催されます。徳川光圀公ゆかりの「保和苑(ほうわえん)」と、国の重要文化財を擁する「水戸八幡宮」を主な舞台に、合わせて約1万1,000株ものあじさいが咲き競う、水戸が誇る一大叙事詩です。

半世紀以上の歴史を重ねるこのまつりは、単なる花の鑑賞に留まりません。歴史的な史跡を背景に、幻想的な夜のライトアップ、懐かしのボンネットバスの運行、そして地元の学生たちが考案した限定スイーツなど、伝統と現代の感性が鮮やかに交差します。この記事では、2026年の開催概要とともに、歴史の息吹を感じながらあじさいを愛でる、水戸ならではの贅沢なひとときを詳しく紐解いていきましょう。

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徳川光圀公が愛した「保和苑」:100種6,000株が織りなす紫の絨毯

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まつりのメイン会場となる「保和苑」は、水戸徳川家第2代藩主・徳川光圀公(水戸黄門)が、寺の庭を「保和園」と名付けたのが始まりとされる、由緒ある純日本庭園です。昭和初期に地元有志の手によって拡張整備され、現在の「保和苑」となりました。ここでは、西洋あじさいやがくあじさいなど、約100種6,000株が苑内を埋め尽くします。

2026年6月13日の開幕とともに、苑内は青、紫、ピンクと色鮮やかなグラデーションに包まれます。池を配した築山電飾や、和傘を用いたフォトスポットなど、和の情緒を大切にした演出が随所に施されており、どこを切り取っても絵画のような美しさです。特に明星ヶ池周辺では、土曜日と日曜日の夜(午後7時〜9時)にライトアップが実施され、昼間とは一変した幻想的な世界が広がります。水面に映るあじさいの影と、柔らかな光に照らされた花びらは、訪れる人の心を静かに癒やしてくれるでしょう。

水戸八幡宮の「山あじさい」:60種5,000株が紡ぐ素朴な美学

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混雑が予想されるため、周辺の宿泊施設や飲食店の事前予約・空きチェックがおすすめです。

保和苑から徒歩約10分の場所に位置する「水戸八幡宮」は、国の重要文化財である本殿や、国の天然記念物「御葉付孫樹(おはつきいちょう)」を擁する、水戸の守護神です。こちらでは、保和苑とは趣の異なる「山あじさい」を中心に、約60種5,000株が咲き誇ります。

山あじさいは、一般的な西洋あじさいに比べて小ぶりで、繊細な美しさを持つのが特徴です。鎮守の森の深い緑の中に、ひっそりと、しかし力強く咲く姿は、日本古来の美意識を呼び覚ましてくれます。重要文化財の社殿を背景に、山あじさいが咲き競う光景は、まさに歴史と自然の共演。保和苑の華やかさと、八幡宮の静謐な美しさ。この対照的な二つの会場を巡ることで、あじさいという花の奥深い魅力をより多角的に楽しむことができるはずです。

2026年の注目イベント:磯山純ライブから水戸商業コラボスイーツまで

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第52回を迎える2026年のまつりでは、初日の6月13日に華やかなオープニングイベントが開催されます。水戸市出身のシンガーソングライターで、みとの魅力宣伝部長も務める磯山純さんによるライブをはじめ、茨城県警音楽隊の演奏やビンゴ大会が、まつりの幕開けを盛り上げます。

また、食の楽しみも見逃せません。水戸商業高校の生徒たちが地元店と共同開発した限定メニューが販売されます。「菓匠にいつまhanare」とのコラボによるオリジナルスイーツ(390円)や、「木蘭酒家」とのコラボドリンク(500円)は、まつり期間中の土日限定販売。若き感性が生み出した、あじさいまつりならではの味わいは、散策の合間のリフレッシュに最適です。さらに、6月15日から28日までは「猿まわし」の大道芸も随時開催され、愛らしいお猿さんの演技が、幅広い世代に笑顔を届けてくれます。

懐かしの「観光漫遊バス」:ボンネットバスで巡るあじさいの名所

2026年6月20日(土)と21日(日)の2日間限定で、特別な体験が用意されています。それが、昔懐かしいボンネットバスによる「観光漫遊バス」の運行です。このバスは、保和苑や水戸八幡宮など、あじさいの名所を無料で周遊します。

レトロな車体に揺られながら、水戸の歴史的な街並みを眺める時間は、まるでタイムスリップしたかのような感覚を与えてくれます。第1便は午前9時、最終便は午後4時に保和苑下を出発。あじさいの名所を効率よく巡るだけでなく、移動そのものが一つのアトラクションとして楽しめる、この時期だけの特別なサービスです。車窓から流れる初夏の景色と、歴史ある寺社の佇まい。ボンネットバスのエンジン音を聞きながら、水戸の情緒を存分に味わってください。

周辺史跡の散策:桂岸寺、愛宕神社、祇園寺を巡る歴史旅

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あじさいまつりの会場周辺には、水戸の歴史を語る上で欠かせない史跡が点在しています。保和苑に隣接する「桂岸寺(けいがんじ)」は、地元で「二十三夜尊」と呼ばれ、縁結びや金運のパワースポットとして親しまれています。また、徒歩圏内には平安時代創建の「愛宕神社」や、徳川光圀公によって開かれた「祇園寺」もあり、あじさい鑑賞と合わせた歴史散策に最適です。

これらの史跡を巡る際には、まつり本部などで配布される「飲食クーポン」の活用がおすすめです。保和苑周辺の飲食店(甘味 ema、木蘭酒家、一心など)でお得なサービスが受けられるこのクーポンは、地域全体でまつりを楽しんでもらいたいというおもてなしの心の表れです。歴史の重みに触れ、美しい花を愛で、地元の味に舌鼓を打つ。そんな五感を満たす旅が、水戸のあじさいまつりには用意されています。

「第52回水戸のあじさいまつり」開催概要

行事名第52回水戸のあじさいまつり
開催期間2026年6月13日(土曜日)~7月5日(日曜日)
会場保和苑(水戸市松本町13-19)および周辺史跡、水戸八幡宮
あじさい規模保和苑:約100種6,000株 / 水戸八幡宮:約60種5,000株
主なイベント・オープニングイベント(6/13)
・ライトアップ(期間中の土日 19:00〜21:00)
・観光漫遊バス(6/20・21)
・水戸商業高校コラボスイーツ販売(期間中の土日)
アクセスJR水戸駅北口バスターミナルよりバスで約15分、「保和苑入口」下車徒歩すぐ
公式サイト水戸市公式ホームページ

アクセスガイド:駐車場情報と公共交通機関の利用について

「第52回水戸のあじさいまつり」へは、公共交通機関の利用が便利ですが、お車での来場も可能です。期間中は会場周辺に複数の駐車場が用意されます。

公共交通機関でのアクセス

  • バス利用:JR水戸駅北口バスターミナル4番・7番乗り場から、栄町経由のバスに乗車(約15分)。「保和苑入口」バス停で下車し、徒歩すぐです。

駐車場情報

  • 無料駐車場:国道118号線沿い臨時駐車場(15台)、水戸八幡宮駐車場(200台)、水戸生涯学習センター跡地(土日のみ・200台)など。
  • 有料駐車場:二十三夜尊桂岸寺駐車場(40台・1時間500円)、周辺のコインパーキングなど。

6月の水戸は、梅雨の影響で天候が変わりやすい時期です。保和苑内は坂道や階段もあるため、歩きやすい靴での来場をお勧めします。また、土日は大変な混雑が予想されるため、無料の「観光漫遊バス」が運行される20日・21日などは、早めの時間帯に到着するように計画を立てると、よりスムーズにあじさいを満喫できるでしょう。

まとめ:2026年の夏、水戸の歴史が紫に染まる瞬間

2026年6月13日から始まる「第52回水戸のあじさいまつり」は、徳川の歴史が息づく水戸の街が、一年で最も優美に輝く期間です。保和苑の華やかな西洋あじさい、水戸八幡宮の繊細な山あじさい。そして、それらを支える地域の人々の情熱と、最新のエンターテインメント。

雨に濡れたあじさいの美しさは、私たちの心に静かな感動を呼び起こしてくれます。ライトアップされた夜の庭園を歩き、ボンネットバスに揺られ、地元の学生が作ったスイーツを味わう。そんな多層的な体験を通じて、水戸という街の奥深い魅力を再発見してみてください。2026年の初夏、紫色の花々に包まれた水戸の街が、あなたを優しく迎えてくれるはずです。

最新の開花状況やイベントの詳細は、水戸市の公式サイトをご確認ください。

水戸のあじさい 開花状況はこちら

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この記事の案内人

刀剣や浮世絵などの古典美術・アートに深い造詣を持つクリエイター兼ライター。「美しいものには、必ず語るべき物語が宿っている」。デザインと文化の交差点から、地域の隠れた魅力や展覧会の見どころを丁寧にお届けします。

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