
たそたん流・はま寿司の魅力分析ツアー……全ての始まりは、一人の男の「美声」への探求だった

で、なんで急に『はま寿司』なんだ? 二人とも、こういうチェーン店は来ないイメージだったが……。

夏目くん。理由は単純さ。この空間に流れる、森川智之さんの美声(第二弾)(※)を堪能しに来たのだよ。彼の声で注文を促される……実に、贅沢な体験だと思わないかい?


「選べるタッチパネル声優ナレーション」という、メニューの注文用タッチパネルが人気声優さんボイスで楽しめるというサービスのこと。2025年9月現在は、花江夏樹さんと森川智之さんのボイスがそれぞれ2種類ずつ合計4種から選べます。

目的が非合理的すぎるな(編集部注:個人の感想です)。私がここに来たのは、現在開催中の『はま寿司 日本旨ねた味めぐり 第2弾』の費用対効果と、顧客満足度の定量的分析を行うためだ。始めるぞ。

篠宮 静真と、タッチパネルに宿る、はま寿司流「おもてなし」の美学

……見てごらん、夏目くん。このタッチパネル。充電器から外してしばらく放置すると、『タブレットの充電が不足しています。電源を確認してください』と、少々圧の強い声で促してくるんだ……ゾクゾクするね!


うわ、放置してたのかよ、戻さないとだろ……。しかしこんなところにまでボイスがあったんだな。こうみると結構色んなボイスのパターンがあってすごいなあ。

それは、バッテリー切れによる機会損失を防ぐための、合理的なアラート機能だ。ゾクゾクする、などという定性的な評価は分析のノイズになる。

君は本当に無粋だね。これは、テクノロジーの中に、ほんの少しだけ『抗いがたい強制力』をデザインすることで、我々の背徳感をくすぐる、高度な『おもてなし』なのだよ。

何いってんだか……。まあ、イケボだってのは俺にもわかるけどな。

……さて、美しい声も堪能したし、私は『あおさとたらこの茶碗蒸し』でもいただこうかな。この色彩も、なかなか……。以前登場した『明太もちちーず茶碗蒸し』も大変美味だった。再登場を期待したいところだね。

一条 慧が分析する、はま寿司提供「九州産 生さば」の驚異的な費用対効果(コストパフォーマンス)

フン。今回私が注目しているのは、『九州産 生さば』だ。福岡では馴染み深いこの食材を、全国チェーンで、2貫100円という価格で安定供給する。このサプライチェーン・マネジメントは、賞賛に値する。


まあ、難しいことは分からんが、美味いよな、生さば!

一皿100円。五皿……つまり500円を投資することで、脳内に『生さば丼』を構築できる。期間限定という希少性が、その価値をさらに高めている。……実に、合理的な一皿だ。


……素直に『旨い』と言い給えよ。
夏目 創が感動した、はま寿司が贈る「兵庫県柴山・浜坂港水揚げ ガスえび」のとろける甘みと、その名の由来

二人とも、理屈が長いんだよ!俺はシンプルに、美味いもんが食いたいだけだっての!……お、来たな!『ガスえび』!


ガスえび……?奇妙な名前だね。


……うまっ……!なんだこれ、とろける…!語彙力が失われるほど美味いぞ!ちなみに『ガス』ってのは、鮮度が落ちるのが早くてすぐ黒くなっちまう、ってところから来てるらしい。見かけたら、絶対食うべきだな!

地元では「クロザコエビ」や「モサエビ」などと呼ばれていると。

ほう。産地が限られ、かつ鮮度維持が難しい食材。それを全国展開のフェアに組み込むとは。はま寿司の物流戦略、ますます興味深いな……。
結論:また会う日まで。我々がはま寿司に「再訪」を誓う理由

いやー、食った食った!三人で来ると、色々食べれて面白いな!

そうだね。それぞれの視点から一つの店を見るという行為は、我々の探求の基本でもあるしね。実に、有意義な時間だったよ。

ふむ。今回のフェアは期間限定だが、過去のデータを見る限り、人気のネタは再登場する可能性が高い。定点観測を行う必要があるだろう。

だな!期間限定だからこそ、次に見かけた時は、絶対逃さないようにしないとな!読者のみんなも、もし見かけたら、ぜひ味わってみてくれよな!
はま寿司の「選べるタッチパネル声優ナレーション」、2025年9月26日からは「日高のり子」さん!


最近、井上喜久子さんも登場していたが、ここにきて日高のり子さんとは。個人的には「ふしぎの海のナディア」つながりを感じずにはいられないな……。