上智福岡中学高等学校の基本情報
| 学校名 | 上智福岡中学高等学校 (じょうちふくおかちゅうがくこうとうがっこう) |
| 所在地 | 福岡市中央区輝国1-10-10 |
| ホームページ | https://www.sophia-fukuoka.ed.jp/ |
| https://www.instagram.com/sophiafukuokaofficial/ |
上智福岡中学高等学校へのアクセス
- 交通手段
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福岡市地下鉄 七隈線 桜坂駅 徒歩約5分 西鉄バス 上智福岡中高前バス停 徒歩約1分 - アクセスマップ
上智福岡中学高等学校の校風
- 進学校/付属校の種別
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上智福岡中学高等学校は、キリスト教カトリック修道会であるイエズス会を経営母体とする学校です。福岡でいち早く中高一貫教育を導入した歴史があり、独自のスタイルを持つ6年一貫教育を特徴としています。
- 共学/別学の種別
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男女共学
- 革新的な教育/伝統的な教育の種別
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【教育について】
建学の精神
上智福岡中学高等学校の教育の根底には、カトリックの男子修道会であるイエズス会の理念があります。イエズス会は1540年の創立以来、 “Ad Majorem Dei Gloriam” (より大いなる神の栄光のために) という理念を掲げてきました。日本には1549年にフランシスコ・ザビエルによってキリスト教を伝え、近代になって再来日した後は上智大学などを設立しました。教育理念と目的
上智福岡中学高等学校の教育が目指すのは、「より大いなるものを知り、他者に奉仕し、世界への懸け橋となるリーダー」を育てることです。具体的には、以下の3つの人物像の育成を目的としています。- キリスト教ヒューマニズムを身につけている人
- キリスト教ヒューマニズムに触れ、理解する。
- 他者や社会への奉仕を通じて、自らの人格を磨くことを目指す。
- 真理を探究し、真の自由を得るために、自らを高めることができる。
- 他者に仕えるリーダーシップを持っている人
- 他者のために尽くす精神を持つ。
- 社会から受ける恩恵を自覚し、それに伴う責任感を持つ。
- リーダーシップに必要な基礎能力を身につけている。
- グローバル・コンピテンシーを持っている人
- 世界の自然や歴史を学び、地球規模の問題に関心を持つ。
- 外国語でのコミュニケーション能力を持つ。
- 多様な文化の違いを理解し、肯定的に受け止め、それらの懸け橋となれる。
校訓
この教育理念は、以下の3つの校訓にも表されています。- Magis ~さらに よりよく~
- For Others, With Others ~他者に奉仕する~
- Excellence ~卓越性を求める~
学校の校章もこれらの精神を象徴しています。知性(紺青色)と情熱(臙脂色)で描かれた「盾」は「For Others, With Others」を、上智大学のシンボルでもある「鷲」は、ギリシャ語で「最上の叡智」を意味するソフィア(SOPHIA)を追い求める教育精神を示しています。
授業の特色
上智福岡の教育は、「子育て」型教育と表現される点が大きな特色です。これは、生徒一人ひとりをよく知り、教師・生徒・保護者が三位一体となって「徹底的に向き合う」ことを重視する教育方針です。この強いコミュニケーションと信頼関係を通じて、生徒の成長や進路選択をサポートしています。
授業に関連する具体的な特色としては、ウェブサイトの教育に関するページで以下の項目が挙げられています。- 六年一貫教育
→上智福岡中学高等学校ホームページ 六年一貫教育 - 大学受験を見据えた学力づくりを基本方針としたカリキュラム
上智福岡中学高等学校のカリキュラムは、大学受験を見据えた学力づくりを基本方針としています。その実現のために、各教科を授業内容に応じてさらに細かい科目に分け、十分な授業時間を確保することで、生徒が内容をしっかりと理解できるような取り組みを行っています。
また、生徒一人ひとりにICT端末が導入されており、これによって、よりアクティブな授業展開や、個人またはグループでの深い学び(個別学習・協働学習)が可能になっています。
→上智福岡中学高等学校ホームページ カリキュラムの特徴 - フォロープログラム
上智福岡中学高等学校では、生徒一人ひとりへのきめ細かなサポート体制として、学年や目的に応じた様々なフォロープログラムを用意しています。少人数制のメリットを活かしたサポートが特徴です。
→上智福岡中学高等学校ホームページ フォロープログラム - 問題発見・解決型授業(SFO)
SFOは “Studies For Others”(他者のための学び) の略称で、「総合的な学習・探究の時間」に行われる課題発見・解決型の授業です。この授業の根底には「平和構築・貧困の解決」という大きなテーマがあり、学校で学んだ知識や体験を活かして、これらのテーマを妨げる問題に気づき、それを乗り越えるための志と資質を育てることを目的としています。
→上智福岡中学高等学校ホームページ 問題発見・解決型授業(SFO) - 国際交流
上智福岡中学高等学校では、「人間性・国際性豊かな “世界への懸け橋”となるリーダー」の育成を目指し、様々な国際交流プログラムを実施しています。この教育方針は、日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルの時代から続くイエズス会のものです。
学校の経営母体であるイエズス会は、6大陸112カ国で活動し、世界中に477校の中等教育学校と170校の大学を経営しています。上智福岡は、この他に類を見ないグローバルネットワークを活かして、独自の異文化研修プログラムを提供しています。
→上智福岡中学高等学校ホームページ 国際交流
【学校生活について】
年間行事の特色
上智福岡中学高等学校の年間行事は、単なるイベントとしてではなく、6年一貫教育のカリキュラムと連動している点が大きな特色です。学年ごとに目的を持った行事が設定されており、生徒の成長を多角的に支えています。
→上智福岡中学高等学校ホームページ 年間行事部活動
上智福岡中学高等学校では、運動部から文化部まで様々なクラブがあり、生徒は自分に合った部活動を選ぶことができます。活動は週3回と定められており、集中して効率よく行うことで、日々の学習との両立が可能になるように配慮されています。多くの部では中学生と高校生が一緒に活動しており、先輩後輩の垣根を越えた交流が生まれています。また、ほとんどの部で初心者からの入部を歓迎しており、基礎から丁寧に指導を受けられる環境が整っています。
→上智福岡中学高等学校ホームページ クラブ活動生徒の一日
上智福岡の生徒の一日は、独自の取り組みを通じて、学習だけでなく内面的な成長も促すように構成されています。
特徴的な取り組みとしてはこのようなものがあります。- 立腰黙想
授業や各行事の始まりと終わりに「立腰黙想」を励行し、気持ちの切り替えを行っています。これは「腰骨を立てる」正しい姿勢(立腰)で目を閉じ、静かに自分の内面を見つめる(黙想)行為です。「精神の安定」と「己の自覚」を目的としており、集中力や持続力を高め、心を落ち着ける効果があるとされています。多忙な中高の時期に「心と頭と体」をコントロールし、思慮深い大人になるための第一歩と位置づけられています。 - 思索の時間
◦ 昼休み後の15分間は「思索の時間」として設けられています。
◦ 充実した昼休みを過ごした後、午後の授業に臨むために気持ちを新たにするための静かな時間です。
◦ 聖書の言葉や社会的なテーマを聞きながら、これまでの行動を振り返り、思索し、心を整理していきます。 - 学習サポート
- 中学生向け放課後指導
授業の進度が速いため、学習の遅れが気になる生徒に対して、英語・数学・国語を中心に昼休みや放課後を利用した指導が行われます。 - 高校生向け放課後講座
大学受験に向けた講座が開講されており、生徒は自分に合ったものを選択して受講できます。
- 中学生向け放課後指導
このように、上智福岡の生徒は、授業、黙想、思索といった静と動のバランスが取れた学校生活の中で、学習に取り組み、放課後はそれぞれの目標に合わせて部活動や講座に参加するなど、充実した一日を過ごしています。
→上智福岡中学高等学校ホームページ 1日の生活 - キリスト教ヒューマニズムを身につけている人
- 学校の沿革(歴史)
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1932年 福岡カトリック神学校として開校
1983年 イエズス会への経営移管
1984年 中高一貫教育の導入
2010年 上智大学との教育提携を開始
2011年 校名を現在の「上智福岡中学高等学校」に変更し、同時に男女共学を開始
→上智福岡中学高等学校ホームページ 学校の歴史 - 校長
2025年度 学校説明会情報
| 日程 | 詳細 |
| 2025年11月1日(土) | 小学5年生、6年生限定 入試に関する詳細な説明が行われます。受験を検討されている方向けのイベントです。 |
上智福岡文化祭
- 日時: 2025年10月18日(土)
- 内容: 生徒による展示や発表、模擬店など、学校の雰囲気を体験できる行事です。
- 備考: 校内への自家用車の乗り入れはできません。公共交通機関をご利用ください。
