「ぺんてる」から「アストラム」へ。文具界の巨星が描く新たな銀河
文房具を愛するすべての人にとって、昨日のニュースは驚きを持って迎えられたのではないでしょうか。世界中にファンを持つ老舗・ぺんてる株式会社が、2026年4月1日より、その法人名をアストラム株式会社(ASTRUM CORPORATION)に変更することを発表しました。
1946年の創業以来、サインペンやボールぺんてる、そして近年では「オレンズネロ」など、数々の革新的なヒット作を世に送り出してきた同社。今回の改名は、親会社であるプラス株式会社が進める「グローバルな総合文具メーカーへの変革」という壮大なプロジェクトの第一歩となります。
「Pentel」ブランドは永遠に。ファンが安心できる“変わらぬ輝き”
まず、私たち文具ファンが最も気になる点を確認しておきましょう。
「ぺんてるのペンはなくなってしまうのか?」――その答えは「NO」です。
プレスリリースでは、法人名こそ「アストラム」に変わるものの、事業ブランドとしての「ぺんてる(Pentel)」は、これまで通り全世界で展開し続けることが明言されています。プラス、日本ノート、セーラー万年筆(※法人としては独立維持)といったグループ各社とともに、それぞれの個性を活かしながら、アストラムというひとつの大きな傘の下でシナジーを生み出していく形になります。
新社名「アストラム(astrum)」に込められた、人類の知性と道しるべ
新社名の「アストラム」は、ラテン語で「天体」を意味します。
かつて人類が星空を読み解くことで知性を磨き始めたように、ステーショナリーという事業もまた、人の知性と感性に寄り添う存在でありたい――。そんな願いが込められています。
プラスグループが持つ多様なブランドが、自らの輝き(事業ブランド)を放ちながら、ひとつの天系(グループ)として融合していく。アストラムという名称は、混迷する世界市場において、私たちが手にする「書く道具」の未来を示す“道しるべ”になるのかもしれません。
2028年に向けた「世界有数の総合文具メーカー」への道
プラスグループは、2028年までの期間をかけてステーショナリー事業の段階的な統合を進めていく計画です。国内・海外の関連会社の社名変更は予定されておらず、ぺんてるの日本橋本社もそのままアストラムの本社となります。
私たちが手にする一本のペン。その背景にある企業名が変わったとしても、ぺんてるが培ってきた「技術へのこだわり」や「書く楽しさ」は、新しい星(アストラム)の輝きとともに、より一層強くなっていくはずです。
・新社名:アストラム株式会社(2026年4月1日より)
・公式サイト:www.astrum-st.com(2026年4月1日開設予定)
4月1日のリスタートに向け、私たちができるのは、これからも「ぺんてる」のペンを愛用し、その進化を見守り続けることではないでしょうか。今後の具体的な統合プロセスについても、プラスグループからの続報を待ちたいと思います。
【新法人概要】
・会社名:アストラム株式会社
・本社所在地:東京都中央区日本橋小網町7-2
・代表者:代表取締役社長 石垣 淳一
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