日本の歴史を彩る武士の美学と格式を体感できる展示が、上野の東京国立博物館にて開催されています。
東京国立博物館の本館15室・16室では、2026年7月7日(火)から9月27日(日)までの期間、総合文化展「武士の装い―平安~江戸」が開催されています。平安時代末期から江戸時代に至る甲冑、刀剣、刀装具、装束など武士の晴れ姿を伝える名品44件が一堂に会する中、特に刀剣ファンから熱い視線を集めているのが、重要文化財「太刀 大和物(号 獅子王)」と、その拵(こしらえ)である重要文化財「黒漆太刀」の揃い展示です。本展の詳しい見どころをご紹介します。
鵺退治の伝説を秘めた名刀!重要文化財「太刀 大和物(号 獅子王)」と拵が揃い踏み
本館15室・16室の刀剣展示エリアで最大の注目株が、平安時代末期の大和鍛冶によって作られたとされる名刀「獅子王」です(7月14日より展示中)。
- 鵺(ぬえ)退治の恩賞と伝わる名刀:『平家物語』などに登場する源頼政が、夜な夜な宮中を騒がせた怪物「鵺」を弓で射落とした功績により、近衛天皇から下賜されたという劇的な伝承を持ちます。
- 刀身と刀装(拵)が揃って鑑賞できる貴重な機会:細身で優美な鳥羽・平安期の姿を遺す刀身に加え、鎌倉時代制作の「黒漆太刀(重要文化財)」の刀装が同時に展示されています。黒漆のシックな鞘に誇り高い武士の魂が宿る姿は圧巻です。
室町時代の最高峰甲冑「黒韋肩妻取威胴丸」や戦国武将ゆかりの武具がずらり
「武士の装い」展では、刀剣だけでなく甲冑や装束の優品も充実しています。
- 重要文化財「黒韋肩妻取威胴丸」:室町時代・15世紀の胴丸を代表する傑作甲冑。黒韋と妻取(直角三角形の威し模様)の端正な美しさが目を奪います。
- 武将ゆかりの刀装・装束:明智光秀ゆかりと伝わる「溜塗打刀(明智拵)」や、長船景光作の重要文化財「薙刀」、豊臣秀吉より富田知信が拝領したと伝わる「陣羽織 萌黄繻子地獅子模様」など、歴史ファン必見の品々が並びます。
- 多彩な変わり兜:江戸時代の「紺糸素懸威栄螺形兜(さざえがたかぶと)」など、武士の個性と意匠美が光る変わり兜も必見です。
展示概要
| 展覧会名 | 本館(日本ギャラリー) 武士の装い―平安~江戸 |
|---|---|
| 会期 | 2026年7月7日(火) ~ 2026年9月27日(日) ※「太刀 獅子王」および拵は7月14日(火)より展示 |
| 会場 | 東京国立博物館 本館 15室・16室 |
| 所在地 | 東京都台東区上野公園13-9 |
| 開館時間 | 9:30 ~ 17:00(入館は閉館の30分前まで) |
| 休館日 | 月曜日(祝休日の場合は開館、翌平日休館) |
| 観覧料(総合文化展) | 一般 1,000円 / 大学生 500円 / 高校生以下および満18歳未満、満70歳以上無料 |
アクセスガイド
- 電車をご利用の場合:
- JR「上野駅」公園口、または「鶯谷駅」南口より徒歩約10分
- 東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」、千代田線「根津駅」より徒歩約15分
- 京成電鉄「京成上野駅」より徒歩約15分
- お車をご利用の場合:
- 首都高速道路 1号上野線「上野出入口」より約5分
- ※東京国立博物館館内には一般来館者用の駐車場がありません。上野中央通り地下駐車場など近隣の有料駐車場をご利用ください。
まとめ・公式案内
東京国立博物館の「武士の装い―平安~江戸」は、重要文化財「太刀 獅子王」とその拵を揃って鑑賞できる貴重な展示です。9月27日(日)までの会期となっておりますので、本館3室の「刀剣」展示と合わせて、ぜひ上野の杜で日本の武家文化の粋をご堪能ください。
【公式サイト案内】
・展示詳細ページ:東京国立博物館 武士の装い 作品リスト公式ページ
・東京国立博物館 公式ホームページ:東京国立博物館 公式サイト
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