【猫語翻訳】足元にすりすりするのは何て言ってるの?実は「マーキング」だけじゃない愛の言葉。

仕事から帰ってきて玄関のドアを開けた瞬間、愛猫が足元に駆け寄ってきて「スリスリ〜」。 あまりの可愛さに疲れも吹き飛びますが、足にまとわりつかれて「歩けないよ〜(笑)」なんて嬉しい悲鳴を上げること、ありますよね。

この「足元すりすり」、ただ痒いから擦り付けているわけではありません。 実は、猫ちゃんからの熱烈なメッセージ(猫語)が隠されているんです。

今回は、この愛おしい行動の意味を、「翻訳」「心理」「正解の対応」の3つの視点で紐解いていきましょう。

目次(タップで記事に飛びます)

【翻訳】「これは僕のもの!」という所有宣言

まず、生物学的な意味から翻訳すると、この行動は「マーキング(所有権の主張)」です。

猫の頬やアゴ、身体の側面には「臭腺(しゅうせん)」という匂いを出す器官があります。 そこをあなたの足に擦り付けることで、自分の匂いを上書きし、「この人は僕の縄張り! 僕の大事な所有物!」と主張しているのです。

特に帰宅直後の飼い主さんは、外の世界の知らない匂い(排気ガスや他の動物の匂いなど)をたくさんつけて帰ってきます。 猫はそれが気に入りません。

「ちょっと! 変な匂いつけて帰ってこないでよ!」 「早く僕の匂いをつけ直して、『うちの子』に戻さなきゃ!」

そんな必死な思いで、せっせと自分の匂いをつけてくれているのです。独占欲の塊ですね。

【心理】実は「おかえり、寂しかったよ」のサイン

マーキングと聞くと少し事務的に感じるかもしれませんが、心理的な面で見ると、これは最大級の愛情表現です。

本来、体を擦り付ける行動は、子猫が母猫に対してご飯をねだったり、甘えたりする時に行うもの。 つまり、大人の猫があなたにこれをするということは、あなたのことを「母猫のように信頼している」という証拠なのです。

  • 「おかえりなさい、寂しかったよ」
  • 「ねえねえ、こっちを見てよ」
  • 「ご飯まだ? お腹空いたよ〜」

信頼していない相手や、嫌いな人には絶対に身体を接触させません。 足元ですりすりするのは、心を許した相手だけに見せる、「甘えん坊モード」全開のサインなのです。

【正解】人間はどう返事をするべき?

では、愛猫に足元ですりすりされた時、私たちはどう対応するのが正解なのでしょうか?

正解は、「立ち止まって、気が済むまで甘えさせる」こと。

忙しい時はつい足を動かして移動したくなりますが、猫からすれば「せっかく挨拶してるのに無視された!」とショックを受けてしまいます。 ほんの数十秒で構いません。立ち止まって、しゃがんで頭を撫でてあげたり、「ただいま、いい子だね」と優しく声をかけてあげましょう。

【注意点】
無理に抱き上げない: 「スリスリしたい(匂いをつけたい)」のであって、抱っこされたい気分ではないこともあります。
転倒に注意: かわいいですが、物理的に足が絡まります。荷物を持っている時などは転ばないように気をつけてくださいね。

猫飼いさんあるあるですが、黒いパンツやスカートを履いている日に限って、念入りにスリスリされませんか?(笑) 出かける前にコロコロで毛を取るのは大変ですが、それは決して「汚れ」ではありません。

「猫の毛=愛の可視化」です。

「今日も愛されてるなぁ」とニマニマしながらコロコロをする時間は、ある意味、猫飼いにとって一番幸せな身支度かもしれませんね。

悠人

あ、でも遅刻にはご注意を!

この記事の案内人のご紹介

悠人  Yuto

猫と古民家で暮らす悠人が、不思議な「猫の仕草」を愛の言葉に翻訳します。実はその行動、大好きのサインかも? 愛猫の気持ちを知って、もっと仲良くなりましょう。

イラスト漫画制作(※)藤城洋次 写真協力:ゆるなご編集部
※制作ポリシーはこちらから

「猫語翻訳」新着記事一覧

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次(タップで記事に飛びます)