2025年春アニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」。
このアニメは、ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」およびヤングジャンプで連載中の漫画が原作なのですが、主役のウマ娘「オグリキャップ」は1987年から1990年にかけて活躍した実在の名競走馬・オグリキャップがモデルになっています。
「ウマ娘」というコンテンツは、ウマ娘のキャラクター造形やストーリーに、実際の競走馬やスタッフの方々のエピソードを敬意をこめて反映しているのが魅力の作品でもあります。ですので、そういったエピソード、つまり「元ネタ」探しとその比較も楽しみの1つです。
この記事では「ウマ娘 シンデレラグレイ」という作品を楽しむための「元ネタ」を紹介していきたいと思います。
※アニメのみを追う予定の方には、先の展開のネタバレに抵触する箇所が出てまいります。ご注意ください。
冒頭の「ウマ娘」の歴史が語られるシーンのレースにも元ネタあり!
アニメ冒頭。エジプトの壁画っぽいイラストのあと、白黒画面から始まってウマ娘のレース映像がイメージ的に流れるシーンがあります。このレース映像それぞれにも元ネタがあるんです。
1965年 有馬記念(1位:シンザン)
まず1つめの白黒画面のシーンの元ネタはこちらのレースだと思われます。3:37くらいの表彰式に赴くシンザンとその周囲の男性たちの雰囲気が似ています。
1977年 有馬記念(1位:テンポイント)
(2025/4/7訂正)2つ目の奥から複数のウマ娘が手前に走ってくるシーン。こちらのレースのイメージのようです。
ウマ娘のデザインは、騎手の服と馬のメンコ(頭につけているマスク)、頭の流星(鼻筋方向に流れる白い模様)をイメージして作られる傾向にあるので、中央のウマ娘の前髪にある白い髪束がこのレースの勝利馬であるテンポイントの流星に似ています。
1976年 朝日杯3歳ステークス(1位:マルゼンスキー)
3つ目、左に向かって一人走っていく赤い服のウマ娘のカット。こちらは、ゲームにも育成ウマ娘として実装されている「マルゼンスキー」のこのレースでしょう。
1983年 日本ダービー(1位:ミスターシービー)
4つ目、右に向かって疾走する白をベースに黄色と緑の差し色の服を着たウマ娘のカット。このウマ娘はゲームに育成実装されている「ミスターシービー」。元ネタのレースの、ゴール目前のシーンがモデルだと思われます。
1984年 日本ダービー(1位:シンボリルドルフ)
5つ目のカット、中央のグリーンの服のウマ娘は、ゲームにも育成ウマ娘として実装されている「シンボリルドルフ」なので、このカットはシンボリルドルフの勝ったレースを指していると推測されます。
彼(モデルの馬は牡馬なので)は「七冠馬」と称される、競馬における権威あるレースを7つも勝っているすごい馬なので、どのレースが該当するのか迷いました。
ですが、他の元ネタ候補のレースは、ほぼ「日本ダービー」または「有馬記念」ですので、ルドルフが勝った該当レースの映像を確認してみました。彼はなんと有馬記念を1984年・1985年と連覇しているのです。やはりすごい。
- 1984年 日本ダービー:アニメのカット内左側にグリーンの柵が見えるので、そもそも違うレース場である
- 1984年 有馬記念:ウマ娘に実装されているミスターシービーとカツラギエースも共に出走し、ゴールを争っているのに画面内にいない
そうなると、1985年の有馬記念ではないかと推測されます。
下記の動画の2:32くらいの絵がそんな感じかなと。周囲の騎手の勝負服の色合いも、該当カット内のウマ娘たちの衣装に近いですし。
なによりもこの作品はオグリキャップが主役の「シンデレラグレイ」。オグリキャップにとっては有馬記念こそが印象的なレース。ですので、やはり有馬記念で間違いなかろうと思います。
1990年 有馬記念(1位:オグリキャップ)
そして、ラストは歓声の中ゆったり走る「シンデレラグレイ」主役のオグリキャップのシーン。おそらく、このレースの終了直後をイメージしているのだと思われます。
本編冒頭のレースの元ネタはこれ!
そして本編に入り、緑鮮やかなレース場が映されます。画面に「東京都 府中市 東京レース場」のテロップが入るこのレースの元ネタは、こちらかと思われます。
1987年 日本ダービー(1位:メリーナイス)
アニメで勝利するウマ娘「メリービューティー」は、このレースの勝利馬である「メリーナイス」がモデルと思われます。
ゴールを争った豪奢な金髪のウマ娘「ゴールドシチー」はゲームでも育成ウマ娘として実装されていて、「シングレ」アニメでも今後も登場いたします。
ちなみに同じく出走の「ルナスワロー」(モデル馬はサニースワロー)の声をあてた夏目妃菜さんは、ゲーム「ウマ娘」で実装されているウマ娘「グランアレグリア」の声優さんでもあります。 \おはマイル!/
続きはその2にて!
少々長くなりましたので、2つに分けたいと思います。
続きは近日公開!少々お待ちください!
「シングレ」アニメの先行配信サイトまとめ
「ウマ娘 シンデレラグレイ」アニメがテレビ放映直後の毎週日曜17:00から先行配信される見放題配信サイトをまとめました!
- ABEMA TV
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会員数4000万人超のAmebaを運営するサイバーエージェントとテレビ朝日が共同で展開するインターネットテレビ局。月間視聴者数、国内No1のアニメチャンネルでもあります。
⇒ABEMAの公式サイトはこちらから - Netflix
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世界最大手の定額制動画配信サービス。特に海外ドラマが強く、Netflixオリジナル作品にも意欲作が多い印象があります。
- U-NEXT
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業界屈指の映像作品数を誇る配信サービスです。雑誌や漫画の読み放題もあります。
- アニメ放題
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名前通り、アニメ専門の配信サービスです。4,600本以上のアニメが見放題。
「シングレ」原作漫画がヤンジャンWebサイトで5巻まで無料で読める!(2025年5月8日まで)

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