【機動戦士Gundam GQuuuuuuX】TVシリーズ第1話 感想・解説まとめ その1【初心者向け】【ジークアクス】【ガンダム】

こちらの記事は、基本的には
・劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX-Beginning-』を見ていない
・『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』のTVシリーズから初めてガンダムシリーズに触れる
……といった方々に優しい内容を目指しています。

目次

私たちが紹介します

シイノカヲ

刀剣・カレー好き女子ライター。最近は「ゆるなご」企画と総指揮の立場でおじさんライターどもをビシビシ指導しているとかいないとか。ガンダムにはちょうど縁がなく、「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」にはまったことを機に宇宙世紀を一通り履修、今は「ガンダムW」視聴中。トロワ推しになりそう。ジークアクスではシャリア・ブル推し。劇場先行版は四回見た。

藤城洋次

漫画絵師。この記事のイラストも担当。ガンダムはGガンダムが好き。「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」にはまって1stから履修しているうちに、「0080ポケットの中の戦争」もお気に入りに。ジークアクスではシャリア・ブル推し。劇場先行版は六回見た。

あ、劇場先行版と始まり方が違う……

ついに始まりましたTVシリーズ!まず最初の感想は
「劇場先行版と始まり方が違う……」でした。

まあ、新しいガンダムの始まりとしては、そりゃあそうよ。主人公たちの時間軸からスタートしなくちゃ。
「劇場先行版」を見ていない方に解説しますと、2話予告で流れた映像が含まれるシーンが冒頭に流れたんです。
予告のナレーションにあった「ジオン独立戦争末期」、つまり1話の過去の時間軸のお話です。

アニメの当初の構想では、TVシリーズ冒頭に、その過去のお話がアバンタイトルとして流れてから1話が始まる予定だったようです(劇場先行版パンフレットの監督インタビューより)。
ジークアクスという物語の発端、
1話でシャリア・ブル中佐たちが追っていて、主人公たちを助ける「赤いガンダム」というものがそもそもどうして生まれたのかという内容が。

抑えておきたい基礎知識:この『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』は、1979年放映のアニメ『機動戦士ガンダム』の仮想戦記

あ、そうだ、この記事は『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』のTVシリーズから初めて「ガンダム」というものに触れる方向けでもあるので、これも言っておかねば。

あ、そうね。この『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』は、1979年放映のアニメ『機動戦士ガンダム』の仮想戦記というアイデアから作られている作品なのです。なので、『機動戦士ガンダム』を知っているとより楽しめますが、知らなくてもきちんと楽しめるように作られてるかと思います。

長くなってしまいましたが、本編の感想と解説行きます。

シーン① 取っ組み合うロボットと入港を禁止されるグリーンカラーの軍艦

冒頭、宇宙空間でブルーのモノアイ(頭部に光る青いライト)の2機のモビルスーツ(ガンダムシリーズにおけるロボット兵器)が取っ組み合っているシーンから始まりますね。
他のガンダムシリーズだと、基本的にこういったモビルスーツは「兵器」なので、モノアイは赤で表現されています。ゆえに、この青いモノアイの2機は「兵器ではない」ということを表しています。

セリフ:(セファ)「禁止信号です サイド6 イズマ管制より 入港禁止信号」

そんなモビルスーツたちに航路を妨害されてしまう、直後に登場するグリーンのカラーリングの軍艦のオペレーターのこのセリフ。

このアニメの世界では、人類はほとんど宇宙に移住していて、スペースコロニーに住んでいます。「サイド6」というのはそのコロニーが複数集まった1つの地域。「イズマ」はその「サイド6」内の1コロニー、主人公のアマテ・ユズリハの住む第1話の舞台です。

つまりこの軍艦はこのコロニーに入港拒否されているということですね。

この軍艦はサイド6とは別のコロニー群の国家である「ジオン公国」の所属。のちのコモリ少尉のセリフで「サイド6だって主権国家です」とありますが、サイド6はこのジオンに対してそこまで敵対はしていないけれど従ってはいないみたいな立場だからだと推測されます。

関係ないですがこのオペレーターの女の子(セファ)は、デザインが結構可愛らしい外見なんですが、意外にしっかりとした声ですね。良き。

セリフ:(ラシット)「だからモビルスーツを民間に払い下げることには反対したんだ」

このあたりから、この世界設定の説明と軍艦のクルーの目的が語られていきます。

艦長のラシット中佐とコモリ少尉の会話で、冒頭喧嘩していたようなモビルスーツは、軍のものが民間に払い下げられたのだとわかる。

冒頭のシーン、青いモノアイは兵器ではないことを意味していると解説したけれど、モビルスーツが素手で殴り合っているという状況も、武器が使えるインストーラデバイスが外されている状態ということを表していたのね。

セリフ:(シャリア)「連邦軍の敗残兵への食い扶持斡旋でしょう」

「連邦軍」とは、「地球連邦」の軍のことです。2話でこれも語られると思うのですが、この1話の年代から5年前に「ジオン公国」と「地球連邦」の間で戦争が起こり、「ジオン公国」が勝利したという経緯があります。

ここで言う「食い扶持斡旋」とは、モビルスーツを民間に払い下げることにより、モビルスーツを使った職業が生まれ、そこにはモビルスーツを扱える人が必要となって、敗残兵がそこに就職できるということだと思います。

セリフ:(ラシット)「木星帰りの勘ですか?」

「キイイイ」という効果音とともにシャリア・ブル中佐がなにやら額に指を当てて「ガンダム」とつぶやくシーン。

んで、コモリ少尉が「どうしてわかるんです?」と言い、ラシット艦長が「木星帰りの勘ですか?」と訪ねますよね。

これも2話で語られると思いますが、彼はそういうのがわかる特殊能力があるとだけここでは理解しておきましょう。「木星帰り」という呼び名?にもその能力の暗喩が含まれていると思われます。艦長のこの発言がそこまでの意味を含めて言っているかどうかはわかりませんが……。

その能力を持ってしまったからこそが、彼を今の立場にしてしまっているとも言えるのよね……。

ていうか、劇場先行版だと2話でおそらく語られるであろう過去のエピソードが冒頭にあるから、シャリア・ブルのその特殊能力が当然1話段階で周知されているような気になるんだけど……。
劇場先行版パンフレットの説明文で明記されてるし。

そう、なんかセリフじっくり追っていくと、1話の時代では彼がその能力者であることが名言されてない気がしますよね。「木星帰り」みたいなぼかした言い方したり。単語としてはこのあとのエグザべ少尉初登場シーンで出るのに。

そうね……。ちなみに2人がこのように聞くということは、シャリア・ブル中佐と彼女らが「赤いガンダム」捜索チームを組んで間もないということも表しているのだと思います。

そうそう、このシャリア・ブル中佐は第1話登場キャラクターの中で唯一、『機動戦士ガンダム』にも登場しているキャラクターです。そんな彼が気になる……イケオジ好き……そんなアナタ。
ご注意ください。
①じゃあ『機動戦士ガンダム』を見てみよう
②でもTVシリーズ見るのはめんどいので劇場版三部作を見よう
と、思った方がいたとしたら。
彼は劇場三部作には登場しないのです!
TVシリーズ登場回は第39話です。
ちなみにキャラクターデザインも結構違います。イケオジではありますが髪色も白く、もっとおじさん寄りデザイン。

ちなみに機動戦士ガンダム (小説版)には登場します。GUNDAM EVOLVEという2007年くらいにCM用に作られた作品やアプリゲーム「機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE」でも39話リメイクされてるらしいのですがなかなか見られない!見たい!

閑話休題……気持ちはわかる。わかるけど、ジークアクス1話の話に戻ろうよ。

あっハイ

第1話本編感想・解説は長くなったのでその2に続きます

そして長くなりすぎましたすみません!
まさか冒頭1シーンだけでこんな長くなってしまうとは……

ガンダム初心者の方にもわかりやすいようにという視点で改めてこのアニメ見てみると、結構前提知識必要だな!って思ってついついね(汗)

とりあえずTV版第1話見終わってのざっくりとした感想

まさか「彼」が第1話で出ないとは!

いや、厳密にはめっちゃ活躍していたんですが……。
姿を表してはいなかったですね。

次回は登場するとは思いますが、そうすると……そうするとエンディングアニメーション、ここに「彼」も追加されるということじゃですかね?彼の「相棒」はしっかり居たし!

つまり第1話の後に流れたエンディングアニメーションは第1話のみの特殊仕様なのではないかと推測!

楽しみですね!
それでは第1話感想・解説その2をお待ち下さい!

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