⇒【ウマ娘 シンデレラグレイ】アニメ第3話「元ネタ」・モデルをまとめて解説してみました【オグリキャップ】【ベルノライト・ノルンエースのモデル考察】
2025年春アニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」。
このアニメは、ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」およびヤングジャンプで連載中の漫画が原作なのですが、主役のウマ娘「オグリキャップ」は1987年から1990年にかけて活躍した実在の名競走馬・オグリキャップがモデルになっています。
「ウマ娘」というコンテンツは、ウマ娘のキャラクター造形やストーリーに、実際の競走馬やスタッフの方々のエピソードを敬意をこめて反映しているのが魅力の作品でもあります。ですので、そういったエピソード、つまり「元ネタ」探しとその比較も楽しみの1つです。
この記事では「ウマ娘 シンデレラグレイ」という作品を楽しむための「元ネタ」を紹介していきたいと思います。
※アニメのみを追う予定の方には、先の展開のネタバレに抵触する箇所が出てまいります。ご注意ください。
フジマサマーチの早朝練習風景の元ネタとは?!
ジュニアクラウンに向け、一人懸命にトレーニングするフジマサマーチ。
駅の脇を通るシーンがありましたが、現在の笠松駅近くにそのロケーション元かなと思うような場所を発見。

Googleストリートビューより
また、途中映った「ウマ娘に注意」の道路標識。これは笠松付近に実際ある下記の看板が元ネタと思われます。

そして、橋が遠くに見える土手を走るシーン。おそらく橋は「木曽川橋」と思われます。下記の写真は比較的イメージに近いかな?と思われるエリアです。

Googleストリートビューより
ベルノライトのデビュー戦の元ネタとは?!
ベルノライトは第三話の記事で元ネタ・モデルについて考察を行いましたが、このデビュー戦は
競走馬のモデルと推測される「ツインビー」号の1987年10月10日の新馬戦が元ネタでしょう。
また、レース場にてベルノライトは3番のゼッケンをつけていますが、ツインビー号は9番でした。
ちなみにアニメには1、2、4、5番ゼッケンのウマ娘も出てきますが、いずれも右耳飾りで牡馬(オス)がモデル。ツインビー号のこのレースの1、2、4、5番ゼッケンも牡馬でした。ちなみに3番は別の牝馬(メス)でしたので、ゼッケン番号のみこの牝馬モデルとも言えるかも……?
レース結果はアニメでは出ていませんが、もしモデルのレースのままだとすれば3着だったと思われます。しかしデビュー戦3着だったらおそらく今後もっとがんばればなんか行けるっぽい雰囲気になるとは思うので、ベルノライトのレースはもっと下位の設定なのかなとは思います。
この後のベルノライトのレース人生については先のネタバレになるのでここでは伏せますが、ツインビー号のレース結果を追ってみるとシングレ的にも面白いので、別の記事にてまとめてみようと思います。よかったらこちらもチェックしてください(近日公開予定)!
ジュニアクラウンに臨むオグリキャップ陣営
オグリキャップの出走するレース「ジュニアクラウン」について、要点を解説するトレーナーの北原。
北原「ジュニアクラウン、準重賞レースだ」
重賞レースとは、競馬で言う「重賞競走」と同義で、レースの中でも歴史や伝統があり、賞金も高額な特別な意義をもったレースのことを指します。シンデレラグレイで名前の出たレースでいうと、北原の憧れる「東海ダービー」が重賞レースにあたります。
準重賞ですから、格付けとしてはその東海ダービーに準ずるくらいのレースということになるかと思います。
ジュニアクラウン出走ウマ娘にも元ネタあり?!
オグリキャップが挑むレース「ジュニアクラウン」。元ネタは同名のレースで、1987年10月4日に笠松競馬場にて行われました。アニメでオグリキャップが一番人気とアナウンスされていましたが、史実でも同様でした。
アニメでは出走するウマ娘の名前が特に描かれていませんでしたが、漫画には細かく記載されています。
【シンデレラグレイ 第8Rに登場したジュニアクラウン出走者リスト】
1枠1番 テンザンターフ
2枠2番 ネヴァーエヴァー
3枠3番 オーカンメーカー
4枠4番 フジタカプラント
5枠5番 オグリキャップ
6枠6番 ドラゴンメーカー
7枠7番 ジェットメーカー
8枠8番 ナントウイチバン
8枠9番 フジマサマーチ
モデル馬はそれぞれこのようになっています。
【実際のジュニアクラウン出走馬リスト】
1枠1番 ヤマニテンザン
2枠2番 ミサトネバー
3枠3番 フエートオーカン
4枠4番 ウインプロント
5枠5番 オグリキャップ
6枠6番 トミシノシエンロン
7枠7番 フエートジエツト
8枠8番 ホクセイイチバン
8枠9番 マーチトウシヨウ
ちなみに枠とは、競馬由来の設定です。
競馬の場合は全出走馬を8つのグループにわけ、9頭以上になると1枠に2頭入ります。その場合、後ろの枠から順に馬が追加されます。
なのでこのレースは史実を踏まえて9人が出走したため、フジマサマーチはモデル馬のマーチトウショウ号のようにゼッケン番号が9番のため、最後の8枠に入ったということになります。
タマモクロス「なんや、芦毛の子ぉが二人もおるやん」
レース出走直前、タマモクロスが出走メンバーを眺めてもらした言葉。芦毛とは馬の体毛の種類で、肌が黒っぽく、毛が白から灰色の馬を指します。
ウマ娘では、オグリキャップやタマモクロスのような灰色や、フジマサマーチのような色がついていても白っぽい色調の髪色でそれを表現しています。
(一部、そういった髪色であっても別の由来からで、モデル馬は芦毛ではないという例外はあります)
オグリキャップ号の登場まで「芦毛は走らない」という説がレース界隈で囁かれていたこともあり、オグリキャップ号とマーチトウショウ号の戦いは「芦毛対決」として人気を博したそうです。
ちなみにウマ娘のアプリゲームの方では、2025年のゴールデンウィーク企画として、オグリキャップやタマモクロスなど芦毛のウマ娘たちがメインのショートアニメ「うまゆる ぷりてぃ~ぐれい」が公開されています。
残念ながら、シンデレラグレイのオリジナルウマ娘であるフジマサマーチは参加していないのですが、ゲーム実装されている魅力的な芦毛たちが可愛く活躍しています!
ぜひこちらもチェックしてみてください!
オグリのダンス師匠・ノルンエースの小ネタ
デビュー戦とは打って変わったウイニングライブを披露するオグリキャップ。その最前列でダンスコーチとして?鏡役を行うノルンエース。
前回からすっかりオグリキャップ推しに変化してしまった彼女の回想で、寝ているオグリのヘアスタイルを自分と同じサイドテールにこっそり変えてしまうシーンがありました。
こちらは漫画担当の久住先生のXイラストからの引用と思われます。
北原の叔父・中央トレーナー「六平銀次郎」の元ネタとは?!
レース直前に、北原とベルノライトが客席で出会った男性・六平。北原の叔父であり中央トレーナーの彼にも元ネタがあるのでしょうか。
こちらはアニメ・シンデレラグレイの今後のネタバレに関わりますので、別ページにて考察していこうと思います(近日公開予定)。
そんな六平がライブの時、北原にオグリキャップの次の目標レースを尋ねます。北原が答えるには
北原「一応、中京盃を考えています。中京レース場は、地方では珍しく芝が経験できる場所ですし、今後のためにの遠征には慣れておきたいので」
中京盃とは、実在のレース名です。2003年まで行われていて、馬のオグリキャップ号の出走した1987年当時は芝のコースだったようです。
芝というのは、芝生が植わったコースのことです。
競馬場のうち、地方競馬場はダートコースがメイン、中央競馬場は芝とダートの両方があります。
ウマ娘におけるレース場設定もそれに倣っているようです。
第4話まとめ
第4話の元ネタまとめ、以上となります。
このあとの話数も元ネタご紹介していきますので、ぜひまた読んでいただけると嬉しいです!
「シングレ」アニメの先行配信サイトまとめ
「ウマ娘 シンデレラグレイ」アニメがテレビ放映直後の毎週日曜17:00から先行配信される見放題配信サイトをまとめました!
- ABEMA TV
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