⇒【ウマ娘 シンデレラグレイ】アニメ第4話「元ネタ」・モデルをまとめて解説してみました【オグリキャップ】【ジュニアクラウン出走ウマ娘にも元ネタあり?!】
2025年春アニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」。
このアニメは、ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」およびヤングジャンプで連載中の漫画が原作なのですが、主役のウマ娘「オグリキャップ」は1987年から1990年にかけて活躍した実在の名競走馬・オグリキャップがモデルになっています。
「ウマ娘」というコンテンツは、ウマ娘のキャラクター造形やストーリーに、実際の競走馬やスタッフの方々のエピソードを敬意をこめて反映しているのが魅力の作品でもあります。ですので、そういったエピソード、つまり「元ネタ」探しとその比較も楽しみの1つです。
この記事では「ウマ娘 シンデレラグレイ」という作品を楽しむための「元ネタ」を紹介していきたいと思います。
※アニメのみを追う予定の方には、先の展開のネタバレに抵触する箇所が出てまいります。ご注意ください。
ベルノライト「はい、新しい蹄鉄」
中京盃直前、ベルノライトがオグリキャップに新しい蹄鉄を渡します。その後回想で描写される、蹄鉄をベルノ手づから打つシーンはアニメオリジナルですね。
第3話考察でベルノライトのモデルの1人に、オグリキャップの装蹄師・三輪 勝氏を挙げましたが、その特性?がより強調されたシーンのように感じます。
中京盃に臨むオグリキャップ陣営
中京盃は、その名も同じ中京盃、1987年10月14日開催のレースがモデルです。2位のウマ娘と2バ身もの差をつけたとアナウンスされ、掲示板にもそう書かれていますが、史実でも2馬身つけての勝利だったようです。
また、中京盃を観覧しているシンボリルドルフが言う「芦毛は走らない」について。
第4話考察でも少し触れましたが、実際にそのように言われていたようです。
(JRAのCMでもそういうナレーションが入ったものがありました ※2012年のタマモクロスを題材にしたCMなど)
この物語・シンデレラグレイのモデルとなった時期である1987年頃までに中央の大レース、G1を勝利した芦毛の競走馬はこのとおり。
- メジロアサマ号(1970年 天皇賞・秋 勝利)
- プレストウコウ号(1977年 菊花賞 勝利 フジマサマーチのモデル・マーチトウショウの父)
- メジロティターン号(1982年 天皇賞・秋 勝利)
- ダイシンフブキ号(1985年 朝日杯3歳ステークス 勝利)
もちろん、G1に次ぐランクのレースであるG2やG3などで勝利を重ね、人々の記憶に残る芦毛の馬はいました。むしろ、白混じりの毛色はレースでも目立ちますし、そんな毛色だからこそ余計に、勝てなかった場合に「走らない」と強く印象に残ったゆえの言い回しなのではと思いました。
また別の説では、もともと競走馬の育成は戦争で使う「軍馬」の育成と強く結びついていただめ、単純に芦毛は戦場で目立ってしまうから忌避され、そういう毛色の馬の血統が減っていたというものもあります。
競走馬のありかたが戦争とは関係が無くなっていった結果、オグリキャップ号やタマモクロス号、それ以降の芦毛の活躍馬がどんどん出てきたのかもしれません。
北原の回想に出てきたレースのモデル考察!
25歳北原が、テレビで見ていたレースおよび、六平さんと現地観戦しているレースのモデルとは?!
物語の年代から15年前、25歳ニート時代の北原がテレビで見ていたレースのモデルは、漫画とアニメでは違います。
漫画の場合は1972年12月17日の有馬記念、イシノヒカル号が勝利したレースがモデルと思われます。(ちなみにこのレースは、先の項で触れた芦毛のメジロアサマ号が2位でした)
アニメは1972年7月9日の日本ダービー、ロングエース号が勝利したレースがモデルと思われます。
漫画に忠実に制作されているこのアニメで、なぜこのような違いがあるかというと、日付の問題があったのだと思います。
その後のシーンで、北原は、六平とともに東海ダービーを観戦します。
この東海ダービーのモデルは、1972年7月18日の東海優駿、シナノルラー号の勝利したレースと思われます(東海ダービーの名称は史実では1980年から)。
年末の有馬記念をテレビで見たあとに、7月の東海ダービーを観戦するにはかなり時間を置いた翌年となってしまいますし、日本ダービー後なら話の流れ上自然な流れだったからかもしれません。
有馬記念も日本ダービーも、その後のオグリキャップにとって重要な意味を持ちますので、どちらでもこのオグリキャップの物語にふさわしいので、文句ない改変かと思います。
関係ありませんが、若い六平さんの被っていた帽子と同じデザインの帽子を、現在の北原が被っていますが、表面上苦手な感じで反発はしていても、しっかり慕っているんだなと微笑ましくなりますね。
タマモクロスの重賞初勝利レースのモデルとは?!
北原がオグリキャップに中央へのスカウトについて話すシーンのあと、タマモクロスが勝利を上げる様子が描かれます。
このレースのモデルは、1987年12月6日のG2レース「鳴尾記念」と思われます。
なお、アニメでは描写がありませんでしたが、シンデレラグレイ第1話に登場しましたウマ娘ゴールドシチーのモデル・ゴールドシチー号もこのレースに参戦しています(6着)。
第5話まとめ
第5話の元ネタまとめ、以上となります。
このあとの話数も元ネタご紹介していきますので、ぜひまた読んでいただけると嬉しいです!
「シングレ」アニメの先行配信サイトまとめ
「ウマ娘 シンデレラグレイ」アニメがテレビ放映直後の毎週日曜17:00から先行配信される見放題配信サイトをまとめました!
- ABEMA TV
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会員数4000万人超のAmebaを運営するサイバーエージェントとテレビ朝日が共同で展開するインターネットテレビ局。月間視聴者数、国内No1のアニメチャンネルでもあります。
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