都会の喧騒を忘れさせる緑豊かな南青山・根津美術館にて、洗練を極めた武士の美学に触れる特別な展覧会が始まります。2026年2月14日(土)より開催される『英姿颯爽 -根津美術館の武器・武具-』では、かつて海外流出の危機から初代根津嘉一郎によって守られた「光村コレクション」を中心に、知る人ぞ知る名品の数々が一堂に会します。
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「刀はわからない」と言った嘉一郎が守り抜いた3,000点の輝き
根津美術館の武器・武具コレクションの柱は、明治の実業家・光村利藻(みつむら りそう)がわずか10年ほどで築き上げた体系的な蒐集品です。散逸を防ぐために嘉一郎が一括購入したこのコレクションは、現在も往時の高い質と資料性を伝えています。今展では、近年重要文化財に指定された甲冑など、厳選された約90件が展示されます。
| イベント名 | 英姿颯爽 -根津美術館の武器・武具- |
|---|---|
| 開催期間 | 2026年2月14日(土)~3月29日(日) |
| 入館料 | 一般1,300円(オンライン予約制) |
| 会場 | 根津美術館(表参道駅 徒歩8分) |
【注目の刀剣・武具】時代を超えて語り継がれる美
- 太刀 銘 来国俊(重要美術品):鎌倉時代後期、山城国を代表する名工・来国俊による一振。優美な姿と品格のある作風は、まさに「英姿颯爽」という言葉が相応しい美しさです。
- 黒韋肩取威腹巻(重要文化財):嘉一郎自らが購入した数少ない武具の一つ。製作当時の札板や威(おどし)が残る極めて貴重な室町時代の甲冑です。
- 御伽話図揃金具:桃太郎や猿蟹合戦をモチーフにした、驚くほど細密で「カワイイ」刀装具。江戸時代の自由な発想(町彫り)の極致を楽しめます。
- 牡丹蝶図鐔:明治の金工の雄、加納夏雄による名品。鉄地でありながら牡丹の柔らかな質感を表現した立体的な彫刻は必見です。
浄瑠璃に茶会。光村利藻の美学を体験する催事
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展示に加え、光村利藻が愛した文化を体験するイベントも開催されます。特に、文楽のパトロンでもあった光村にちなんだ「素浄瑠璃の会」は、歴史ファンならずとも体験したい贅沢なひとときです。
- 講演会・レクチャー:「光村コレクションの刀剣」を専門家が解説(要予約・2/3受付開始)。
- 同時開催「百椿図」:展示室5では、江戸時代の園芸ブームを映した絵巻とともに、椿模様の漆器や陶磁器を展示。庭園の茶室では「椿の花芸」も特別披露されます。
- 春の茶会:展示室6では、芽吹きの季節を祝う明るい趣向の茶道具を取り合わせた展示をお楽しみいただけます。
オンライン予約で、ゆったりと「美」と向き合う
根津美術館は日時指定の予約制を導入しており、落ち着いた環境で作品を鑑賞できます。鑑賞後は、国宝「燕子花図屏風」の舞台としても知られる広大な庭園を散策したり、NEZU CAFEで一息ついたりするのもおすすめです。
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