東京国立博物館(トーハク)で、武士の美学と精神に触れる特別展示『武士の装い―平安~江戸』が開催されます。2025年8月19日(火)から11月9日(日)まで、本館5室・6室にて、源頼政の鵺退治で知られる名刀「獅子王」をはじめ、武士たちが用いた甲冑、刀剣、装束の数々が展示されます。この記事では、展示の見どころと詳細な作品リストをご紹介します。
展示の三大ハイライト
本展では数々の貴重な武具が展示されますが、特に注目すべき3つの至宝をご紹介します。
1. 重要文化財 太刀(号 獅子王)
源頼政が鵺(ぬえ)という妖怪を退治した功により天皇から賜ったと伝わる、伝説的な太刀です。平安時代に作られた優美な姿と、それを納める鎌倉時代の黒漆太刀拵(こしらえ)が共に展示されます。 ※「獅子王」と拵の展示は8月24日(日)までとなりますのでご注意ください。
2. 豊臣秀吉 拝領の陣羽織
天下人・豊臣秀吉が家臣に与えたと伝わる、豪華絢爛な陣羽織。戦場で武将の権威と存在感を示した、桃山文化の華やかさを象徴する一着です。
3. 徳川家康 拝領の鎧下着
初代征夷大将軍、徳川家康が重臣・榊原康政に与えたと伝わる鎧下着。実用性と格式を兼ね備えたこの装束からは、江戸幕府を開いた英雄の気風が感じられます。
展示作品リスト(会期内での展示替えあり)
本展では、会期中に展示作品の入れ替えが行われます。お目当ての作品がある場合は、展示期間にご注意ください。
前期展示:~ 8月24日(日)
- 重要文化財 太刀 大和物(号 獅子王) (平安時代・12世紀)
- 重要文化財 黒漆太刀(「獅子王」の拵) (鎌倉時代・13~14世紀)
- 重要文化財 葦手絵兵庫鎖太刀 (平安~鎌倉時代・12~13世紀)
- 重要文化財 薙刀 長船長光 (鎌倉時代・13世紀)
- 韋包糸巻太刀 (室町時代・16世紀)
- 模造 柏耳木兔腰刀 (原品:南北朝時代・14世紀)
- 朱溜塗大小 (江戸時代・18世紀)
- 刀 伯州広賀 (安土桃山~江戸時代・16~17世紀)
- 黒漆刻脇指(「伯州広賀」の拵) (安土桃山~江戸時代・16~17世紀)
- 十文字槍 金房政次 (室町時代・16世紀)
後期展示:8月26日(火)~ 11月9日(日)
- 国宝 銀銅蛭巻太刀 (平安時代・12世紀)
- 重要文化財 黒漆太刀 (鎌倉時代・13世紀)
- 重要文化財 短刀 長船兼光 (鎌倉時代・14世紀)
- 重要文化財 金熨斗付合口(「長船兼光」の拵) (江戸時代・17世紀)
- 重要文化財 太刀 福岡一文字貞真 (鎌倉時代・13世紀)
- 重要文化財 梨地笹龍膽車紋蒔絵糸巻太刀(「福岡一文字貞真」の拵) (江戸時代・17~18世紀)
- 黒漆大小 (江戸時代・18世紀)
- 叢梨地花鳥山水蒔絵脇指 (金具:後藤一乗、江戸時代・19世紀)
- 薙刀 越前下坂 (安土桃山~江戸時代・17世紀)
- 十文字槍 関兼常 (室町時代・16世紀)
【開催概要】
展示名 武士の装い―平安~江戸
会場 東京国立博物館 本館2階 5室・6室
期間 2025年8月19日(火) ~ 2025年11月9日(日)
所在地 東京都台東区上野公園13-9
観覧料 総合文化展:一般 1,000円、大学生 500円 ※本展示は総合文化展の料金でご覧いただけます。
公式サイト 東京国立博物館公式サイト
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