【10/10~12/17】神宮徴古館 特別展「最後の公卿勅使-明治天皇御奉納の御太刀公開-」18年ぶりに一挙公開(三重県伊勢市)

2025年10月10日(金)から12月17日(水)までの期間、三重県伊勢市の神宮徴古館にて、特別展「最後の公卿勅使-明治天皇御奉納の御太刀公開-」が開催されます。

伊勢神宮には、歴代の天皇や皇室の方々が天照大御神に奉納された刀剣が大切に保管されています。本展では、慶応4年(1868年)、明治天皇が新たな国家の方針を奉告し、平和を祈念して御奉納された御太刀17振を、18年ぶりに全面公開します。

これらの御太刀は、新撰組から製作依頼を受けた刀工や、幕末期には稀少だった美濃・関の刀工など、11名の刀工によって新たに調製されたものです。動乱渦巻く維新期に生きた人々のあり様に思いを馳せる展覧会です。

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開催概要

展覧会名特別展「最後の公卿勅使-明治天皇御奉納の御太刀公開-」
会期2025年10月10日(金)~12月17日(水)
開館時間9:00~16:30 (最終入館 16:00)
会場神宮徴古館
三重県伊勢市神田久志本町1754-1
休館日木曜日 (祝日の場合はその翌平日)
観覧料 (税込)大  人: 500円 (団体 300円)
小中学生: 100円 (団体 無料)
※団体は20名以上
主催神宮(徴古館)
公式サイト神宮の博物館 展覧会情報

展示の見どころ

明治天皇御奉納の御太刀(18年ぶりの全面公開)

慶応4年(1868年)、明治維新の動乱期に国家の安穏を祈念して奉納された17振の刀剣が、研磨保存措置を経て一挙に公開されます。

<主な出品刀剣(計17振より抜粋)>

【刀】

  • (表)平安城住大隅守平廣光 (裏)慶応四戊辰年二月日
  • (表)京都府大隅守平廣光 (裏)慶応四年戊辰二月日
  • 雲龍斎貞正
  • (表)運壽正一作 (裏)慶応四年二月日
  • (表)平安城住毛利相模守大江兼壽作 (裏)慶応四年二月日
  • (表)平安城住藤原兼則鍛之 (裏)慶應四歳五月日

【太刀】

  • (表)関住藤原兼住作 (裏)慶応二年二月日
  • (表)関住人藤原兼忠作 (裏)慶應二年三月日
  • (表)城州幡枝住朝良鍛之 (裏)慶応二年四月日
  • (表)南海六郎源祐芳 (裏)慶応四年二月日

最後の公卿勅使

国や神宮の大事の際に天皇が発する使者「公卿勅使」。本件は、神宮の歴史上、公卿勅使の最後の発遣となりました。当時の神宮の動向を記録した神主の日記なども展示され、発遣に至った経緯とその歴史的意義を探ります。

アクセス

会場は神宮徴古館です。近鉄「宇治山田駅」または「伊勢市駅」よりバス、「徴古館前」下車すぐ。

※駐車場(無料)もありますが、台数に限りがあります。詳細は公式サイトのアクセスページをご確認ください。

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