【2026年指定野菜】ブロッコリー×パプリカパウダーで疲労回復!クリスマスの胃を救う「赤と緑のアヒージョ」【スパイスケア男子Vol.5】

悠人

こんにちは。癒やしのスパイスケア男子、悠人です。

悠人

メリークリスマス。
街はきらびやかですが、師走のこの時期、皆さんの体調はいかがですか?

悠人

「チキンやケーキを食べたいけど、胃がもたれて無理……」
「仕事が忙しすぎて、クリスマスの献立なんて考えられない」
そんなお疲れモードの方も多いはず。

悠人

今日は、そんな限界を迎えた胃腸と心を救う、「見た目は派手なクリスマス、中身は優しいお粥」のような、魔法のスパイスディナーをご紹介します。

目次(タップで記事に飛びます)

限界社畜のクリスマス・イブ

矢島

ただいま帰りました……。世間はクリスマスですね……俺はもう、コンビニのおにぎりを噛む力もないですよ……。

桜木

お疲れ。ちょうど『クリスマスディナー』ができたぞ。

矢島

えっ、アヒージョ……? 桜木さん、無理ですよ……。今の俺の胃袋に、そんな油ギトギトのオシャレイタリアンなんて入れたら、即死します……。

国が認めた最強野菜「ブロッコリー」の力

桜木

フッ、甘いな矢島。よく見ろ。

矢島

……え? ブロッコリーとマッシュルーム……。あとは白身魚……?

桜木

そうだ。ビタミン爆弾のブロッコリーだ。

桜木

知ってるか? こいつの栄養価が高すぎて、ついに国が動いたんだぞ。2026年度から『指定野菜』への昇格が決まってる。
つまり、国が国民に『健康のためにこれを食え』と太鼓判を押した最強の野菜ってことだ。

矢島

へぇ……ブロッコリー、出世したんですね……今の俺よりエリートだ……。フフッ……(自虐の笑み)。

桜木

卑屈になるなって(苦笑)。そして茶色いマッシュルームと、白身魚のパンガシウス。こいつらは消化の良い『急速充電器』だ。弱ったお前のために選んだんだ、残さず食えよ。

矢島

ありがとうございます……しかしこのオイルの赤さは……辛いのはちょっと胃が受け付けなくて……。

桜木

あ、オイルが赤いのは唐辛子じゃないぞ。『パプリカパウダー』だ。見た目は派手だが、唐辛子と違ってカプサイシンの刺激はない。あるのは『ビタミンE』の抗酸化作用だけだ。

桜木

ビタミンEは別名『若返りのビタミン』といってな。ストレスでドロドロになったお前の血行を良くして、冷え切った体を芯から温めてくれる。

桜木

胃を荒らさずに血を巡らせる、まさに『食べるカイロ』だな。

桜木

さらに、サラダとスープには『クミン』を入れてある。油をサッパリ流して、胃腸を動かしてくれる『食べる胃薬セット』だ。さ、座って食え食え!

スパイスの香りが「生きる力」になる

矢島

(パンに浸してガブッ)……うわ、染みる……!!

矢島

魚がフワフワで、クミンの香りで食欲が湧いてくる……! 生き返る……!

桜木

美味いと感じるなら、お前はまだ大丈夫だ。
ほら、胃袋が温まれば、明日もなんとかなる。

桜木

……メリークリスマス、矢島。

今日のケア・レシピ

【メイン】 パンガシウスとブロッコリーのガリシア風アヒージョ

材料

  • パンガシウス 1枚
  • じゃがいも: 中1個(または小2個)
  • ブロッコリー(冷凍) 4〜5房(凍ったままでOK)
  • アヒージョ・オイル(魔法の液)
    • オリーブオイル: フライパンの底から1cmくらい(約50〜80ml)
    • ニンニク(刻み or チューブ): 2かけ分(チューブなら4〜5cmたっぷりと!)
    • 塩: 小さじ1/2 〜 2/3(「ちょっとしょっぱいかな?」くらいが、パンにつけた時に最高です)
    • パプリカパウダー: 小さじ2
    • (あれば)鷹の爪: 1本

※今回の写真ではたまたま売っていた惣菜の砂肝&ニンニク(火が通っているもの)、ローズマリー(フレッシュ)も使っていますが、これらは必須ではありません

STEP
パンガシウスの水分をキッチンペーパーでこれでもかと拭く!
STEP
じゃがいもは一口大に切り、ラップしてレンジ(600W)で3分加熱しておく。
STEP
香りを出す(重要)

冷たいフライパン(または小鍋)に、オリーブオイル、ニンニク、塩、パプリカパウダーを入れます。
弱火にかけ、フツフツと泡が出て香りが立つまでじっくり温めます。

悠人

ここでパプリカの香りを油に移します!

※上記のグリーンの葉はローズマリーですが、こちらは必須ではありません

STEP
具材投入

一口大に切ったパンガシウスと、レンチン済みのじゃがいもを入れます。
時々ひっくり返しながら、弱めの中火で3〜4分煮ます。

※上記の写真では惣菜の砂肝&にんにく(火が入ったもの)が加わっていますが、こちらは必須ではありません

STEP
仕上げ

魚の色が変わったら、ブロッコリーを投入し、さらに1〜2分煮て完成!

【副菜】 クミンのモロッコ風きゅうりマリネ

悠人

アヒージョ(スペイン)のお隣、地中海やモロッコで愛されている味です。クミンの爽やかな香りが、オリーブオイルの重さを中和してくれます。

材料

  • きゅうり 1〜2本
  • お酢(またはレモン汁):大さじ1
  • 砂糖小さじ1/2(酸味をまろやかにするため)
  • 塩:ひとつまみ
  • クミンパウダー:5〜6振り(たっぷりと!)
STEP
きゅうりを乱切り(または叩ききゅうり)にする。
STEP
全ての調味料と和えて、冷蔵庫で冷やす。

【スープ】 キャベツ + クミン胃腸を洗う「食べる消化薬スープ」

悠人

キャベツとクミンは、ドイツ料理(ザワークラウト)でも定番の組み合わせ。クミンの香りが食欲をそそりつつ、キャベツ(キャベジン=ビタミンU)との相乗効果で、食べたそばから胃を修復してくれます。 「あ〜、染みる……」と声が出る味です。

材料(1人分)

  • キャベツ1〜2枚(手でちぎる)
  • コンソメ:小さじ1
  • 200ml
  • クミンパウダー:3〜4振り
  • オリーブオイル:仕上げにひと回し
STEP
鍋に水、コンソメ、キャベツを入れて、くたくたになるまで煮る。
STEP
火を止めて、クミンと黒胡椒を振る。
STEP
器に盛り、オリーブオイルを垂らす。

パプリカパウダーはどこで買える?(100均・スーパーでOK!)

桜木

悠人くん、昨日はありがとう。 矢島のやつ、死にそうな顔してたのが嘘みたいに、美味そうに食ってたよ。 あんたのレシピのおかげで、あいつのHPも満タンになったみたいだ。

悠人

それは良かった! 『パプリカ』の赤色が、心と体にエネルギーを戻してくれたんですね。お役に立てて嬉しいですよ。

桜木

……正直なところ、俺も最初は疑ってたんだ。 ネットで検索すると『パプリカパウダー なくても大丈夫』とか『意味ない』なんてワードが出てくるからな。 ただの飾りなら、わざわざ買う必要ねぇだろって。

悠人

あはは、よくある誤解ですね。 でも桜木さん、実際に食べてみてどうでした? 『なくても同じ』でしたか?

桜木

……いや、全然違う。 これがないと、ただの『油っぽい素揚げ』だ。 パプリカの香りとほのかな甘みがあるから、油が『スープ』に変わるんだよ。 『意味ない』なんて検索してる奴は、人生損してる、なんてな。

桜木

それにしても驚いたよ。 今回使った『パプリカパウダー』も『クミン』も、近所の100円ショップで揃うとはな。 今までスパイスなんて専門店に行かなきゃ買えないと思ってたが……100均の棚、侮れないな。

S&B バリュースパイス パプリカ

SB バリュースパイス パプリカ 130円(税別) 
※扱っていない店舗もありますので、大きめなショップをチェックするかスーパーをご確認ください
(スーパーでは別のパッケージの商品が置いてあります→SBGABAN

S&B バリュースパイス クミン

SB バリュースパイス クミン 130円(税別) 
※扱っていない店舗もありますので、大きめなショップをチェックするか、スーパーをご確認ください
(スーパーでは別のパッケージの商品が置いてあります)

悠人

ええ、今はいい時代になりましたからね。 スパイスカレーやエスニック料理のブームのおかげで、少し前まではプロしか使わなかったようなスパイスも、100均や普通のスーパーで当たり前に買えるようになったんです。

桜木

なるほどな。 店の棚をよく見たら、他にも『名前だけは聞いたことある』ような瓶が並んでた気がする。 手軽に買えるなら、もう少し色々試してみるのも悪くないな。……また上手い使い方、教えてくれよ。

まとめ、そしてスパイス「パプリカ」を余らせない魔法

悠人

いかがでしたか? クリスマスにぴったりの、胃に優しいアヒージョでしたね。

悠人

……さて、桜木さん。今、キッチンの『パプリカの小瓶』を見て、こう思いませんでしたか? 『これ、絶対に来年まで余るやつだ』って。

桜木

……ギクッ。見透かされてるな。 正直、使い切る自信がない。年末だし、冷蔵庫の掃除もしなきゃならんのに、また在庫を増やしちまった気がする。

悠人

ふふ、大丈夫ですよ。 次回は、僕の大学の後輩で、合理性の塊みたいな『データ分析のプロ』を連れてきます。

悠人

彼にかかれば、そのパプリカも余った野菜も、『一撃で解決する数字的根拠』があるそうです。 買ったパプリカは絶対に捨てずに待っていてくださいね。

悠人

ちなみにクミンの使いまわしレシピはスパイスケア男子第二回でもご紹介しています!そちらもぜひ。それでは、良いクリスマスを!

第六回は、パプリカパウダー使い切りレシピをご紹介します!お楽しみに!

この記事の案内人のご紹介

悠人  Yuto

「スパイスは薬ではなく、大人の嗜みです」 ズボラな男どもの健康を勝手にケアする、謎のスパイス案内人。 好きな言葉は「抗酸化作用」。
黄昏探求舎」一条慧の大学の先輩でもある。猫のカイと昭和レトロな家で暮らす。あなたの日常に、そっと寄り添います。

イラスト漫画・写真協力:藤城洋次・ゆるなご編集部

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