【京都府】2026年9月5日より順次、大徳寺本山「秋季 寺院特別公開」聚光院など4塔頭が解禁

京都でも有数の規模を誇る禅宗寺院「大徳寺」が、開創700年という記念すべき節目を迎えました。これを祝し、2026年9月5日(土)より、通常は非公開となっている塔頭寺院の「2026年秋季 特別公開」が順次開催されます。

今回の目玉は、約3年半ぶりに公開される「聚光院」です。織田信長や豊臣秀吉といった戦国大名、そして茶聖・千利休ゆかりの地として知られる大徳寺の、深く静かな歴史に触れる貴重なひとときをお過ごしください。

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1. 聚光院:千利休の菩提寺で出会う「国宝」と「現代アート」

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茶道三千家の墓所でもあり、茶を嗜む者にとって特別な聖地である聚光院が期間限定で公開されます。

  • 狩野永徳の傑作「花鳥図」:若き天才、狩野永徳とその父・松栄による国宝障壁画(複製)が本堂を彩ります。現存する永徳の作品の中でも最大級のスケールを誇ります。
  • 千住博筆『滝』:現代日本画のトップランナー、千住博氏が揮毫した書院の襖絵。伝統的な空間と現代美術が響き合います。
  • 二つの重要文化財茶室:千利休150回忌に寄進された「閑隠席」と、開放的な設計の「枡床席」を拝観できます。

2. 戦国大名ゆかりの三塔頭:黄梅院・興臨院・総見院

歴史の表舞台に立った人物たちの足跡を感じさせる、個性豊かな寺院も同時期に特別公開されます。

  • 黄梅院(おうばいいん):織田信長が創建し、豊臣秀吉が増築。千利休が手がけた「直中庭」や、日本最古の禅宗寺院の庫裡(重要文化財)が見どころです。
  • 興臨院(こうりんいん):前田利家ゆかりの寺院。室町時代の建築様式を今に伝える本堂(重要文化財)と、中根金作が復元した優美な方丈庭園が静寂を誘います。
  • 総見院(そうけんいん):秀吉が信長の菩提を弔うために建立。迫力ある等身大の「木造織田信長公坐像(重要文化財)」や、信長公一族の墓碑が並びます。

3. 2026年秋季 特別公開スケジュール

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各寺院によって公開期間が異なりますので、事前に日程を確認して「秋の京都」を巡りましょう。

寺院名公開期間拝観料(大人)
興臨院2026/9/5~9/27、10/3~12/15800円
聚光院2026/9/18~12/61,000円
黄梅院2026/10/9~12/61,000円
総見院2026/10/10~11/30800円

※各寺院、法務等による休止日がございます。拝観時間や詳細は事前にご確認ください。

4. 拝観にあたっての留意事項

静謐な祈りの場を守るため、以下の点にご協力をお願いいたします。

  • 聚光院の拝観:未就学児の方は拝観いただけません。また、受付終了は15:30となります。
  • 文化財の保護:一部、複製による展示(聚光院の国宝障壁画など)がございますが、本来の空間のために描かれた作品の躍動感を体験いただけます。
  • 最新情報の確認:休止日は法務により増える可能性があるため、最新情報は公式サイト等で随時チェックしてください。

5. まとめ:色鮮やかな紅葉と歴史の調べに耳を澄ませて

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開創700年という節目にふさわしい、豪華な塔頭寺院の特別公開。戦国武将たちが駆け抜けた時代、茶人たちが追求した精神の極致——それらが今なお息づく大徳寺の秋は、訪れる者に深い感動を与えてくれます。

美しく色づく紅葉とともに、当時の京都暮らしや文化の真髄に触れる贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。詳細は 株式会社京都春秋 公式サイト をご確認ください。

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この記事の案内人

刀剣や浮世絵などの古典美術・アートに深い造詣を持つクリエイター兼ライター。「美しいものには、必ず語るべき物語が宿っている」。デザインと文化の交差点から、地域の隠れた魅力や展覧会の見どころを丁寧にお届けします。

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