【葛飾北斎 冨嶽三十六景・8/24まで】太田記念美術館「冨嶽三十六景」展の見どころを徹底ガイド!割引情報や注意点も

皆様、こんにちは。 浮世絵といえば、誰もが一度は目にしたことのある、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」。その代表作全46図が一堂に会する待望の展覧会が、浮世絵専門の太田記念美術館で開催されます。

約8年ぶりとなる本展は、ただ作品を鑑賞するだけではありません。北斎が描いた風景と実際の「地形」との関係に迫る、非常に興味深い切り口が用意されています。

この記事では、世界的名作を深く味わうための見どころから、お得な割引情報、そして見落としがちな注意点までを、詳しくご案内いたします。

目次

本展のここに注目!3つの見どころを深掘り

今回の展覧会を最大限楽しむために、特に注目したい3つのポイントをご紹介します。

1. 北斎が描く多彩な富士、全46図を堪能
「神奈川沖浪裏」のダイナミックな波、鮮やかな赤富士で知られる「凱風快晴」。これら「三役」と呼ばれる超有名作はもちろん、シリーズ全46図が勢ぞろいします 。桶の中から富士を覗く奇抜な構図の「尾州不二見原」など、北斎の斬新な発想と多彩な表現を心ゆくまで楽しめます 。

2. 「地形」から読み解く、北斎の創作意図
本展最大の独自性は、「高低差」と「水辺」という地形のキーワードから北斎の工夫に迫る点です 。多くの作品は、台地の縁や水辺越しに富士を捉えています。なぜその場所から描いたのか?現地の写真や地形図を交えた検証を通して、北斎の計算され尽くした構図の秘密を知ることができます 。

3. 広重・国芳との比較展示も
展示は「冨嶽三十六景」だけではありません。「冨嶽三十六景」のもととなった図が描かれている『北斎漫画』や、同じ名所をライバルである歌川広重や歌川国芳が描いた作品も合わせて展示されます 。見比べることで、それぞれの絵師の個性や表現の違いがより鮮明になり、面白さが倍増します。

知っておきたい!イベントと鑑賞のポイント

より深く展覧会を楽しむための、実用的な情報です。

  • 学芸員によるスライドトーク
    担当学芸員が見どころを直接解説してくれるイベントが、会期中3回開催されます。参加には当日配布の整理券が必要ですので、ご希望の方はお早めに。
    ・開催日時:7月31日(木)、8月8日(金)、8月19日(火) 各日10:50から
  • お得な割引情報
    山種美術館や戸栗美術館など、近隣の美術館の半券や会員証を提示すると、入館料が100円引きになります 。「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」の来館記念証も対象です 。
  • 【最重要】決済は「現金のみ」
    太田記念美術館では、クレジットカードやQRコード決済は利用できません 。入館料やグッズの購入は、すべて現金のみの取り扱いですので、事前に準備しておくことを強くお勧めします 。

開催概要・アクセス・チケット情報

項目詳細
展覧会名葛飾北斎 冨嶽三十六景
会期2025年7月26日(土)~8月24日(日)
会場太田記念美術館(東京都渋谷区)
アクセスJR原宿駅より徒歩5分、東京メトロ明治神宮前駅より徒歩3分
開館時間10:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日月曜日(8/11は開館)、8/12
観覧料一般:1,200円、大高生:800円、中学生以下:無料
公式サイトhttps://www.ukiyoe-ota-muse.jp/hokusai-fugaku/

※日時指定予約は不要です 。
※学生の方は学生証をご提示ください 。

まとめ

誰もが知る葛飾北斎の傑作を、新たな視点から深く味わうことができる「葛飾北斎 冨嶽三十六景」展。 作品の素晴らしさはもちろん、「地形」というユニークな切り口は、アートファンだけでなく、地理や歴史好きの方にも新たな発見をもたらしてくれるでしょう。

アクセスしやすい原宿で、世界を魅了し続ける日本の至宝に触れてみてはいかがでしょうか。

展示の見どころ紹介動画はこちらから!

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