栃木県佐野市、葛生の地で江戸時代後期に花開いた文化サロンの賑わいを感じられる展覧会が開催されます。
「関東南画の良き友 ―吉澤松堂と下野ゆかりの画人・文人たち―」が、2025年11月1日(土)より佐野市立吉澤記念美術館にて始まります。
作品だけでなく、彼らが交わした「手紙」を読み解くことで、芸術家たちの素顔や深い友情に触れることができる、同館ならではの企画です。
また、会期末には伊藤若冲の傑作も登場します。
目次(タップで記事に飛びます)
展覧会の見どころ:友情が生んだ芸術
本展の主人公は、下野葛生(現在の佐野市)の豪農であり、自らも筆を執った文人・吉澤松堂(よしざわしょうどう)です。
彼は、関東南画の巨匠・高久靄崖(たかくあいがい)や、渡辺崋山ら多くの画人・文人と交流を持ちました。
会場には、彼らの作品と共に、心のこもった書簡(手紙)が展示されます。
「画家と顧客」という枠を超えた、知識人たちの精神的な結びつきや、当時の関東画壇のネットワークを感じることができます。
【注目】重要文化財・伊藤若冲《菜蟲譜》限定公開
会期の最後には、同館の至宝である伊藤若冲の巻物作品が特別公開されます。
これもまた、若冲が友への感謝として描いた作品であり、本展のテーマと深く響き合います。
【公開期間:2025年12月2日(火)~12月14日(日)】
※作品保護のため、期間を分けて場面替えが行われます。
- 前半(野菜・果物):12月2日(火)~12月7日(日)
- 後半(昆虫・爬虫類):12月9日(火)~12月14日(日)
関連イベント
- 作品鑑賞会(学芸員による解説付き)
11月1日(土)、11月30日(日) 各日14:00~ - 見どころトーク「吉澤松堂・伊藤若冲と知友たちの関係を読む」
12月6日(土) 14:00~
開催概要
- 展覧会名:関東南画の良き友 ―吉澤松堂と下野ゆかりの画人・文人たち―
- 開催期間:2025年11月1日(土)~12月14日(日)
- 休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、11/4、11/24
- 開館時間:9:30~17:00
- 会場:佐野市立吉澤記念美術館
- 住所:栃木県佐野市葛生東1-14-30
- 観覧料:一般 520円
※大学生以下・障害者手帳等をお持ちの方は無料
芸術の秋から冬にかけて、文人たちの「友情の物語」と若冲の細密描写を堪能しに、佐野へ出かけてみてはいかがでしょうか。
【参考リンク】
展覧会公式詳細ページ(佐野市)
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