【五島美術館】國光の短刀公開!名刀12振と中国陶磁の美に酔う
刀剣ファンの皆様、そして美術愛好家の皆様、注目の展覧会が五島美術館で始まります。2025年2月22日(土)から3月30日(日)まで、「館蔵 中国の陶芸展」と題した中国陶磁器の展覧会が開催されるのにあわせて、五島美術館が所蔵する「日本の名刀」の特集展示も行われます。
特に注目すべきは、相州伝の祖である新藤五国光の「短刀 銘 國光」(鎌倉時代・14世紀)です。地景が交じり、沸映り立ち、金筋入る小沸出来の直刃は、彼の作風を今に伝える貴重な一口です。
国宝級の輝き!名刀12振を一挙公開
今回の特集展示では、國光の短刀を含む12振の名刀が公開されます。刀剣ファンにとっては、まさに垂涎のラインナップと言えるでしょう。
- 短刀 銘 國光
- 太刀 銘 國吉
- 太刀 銘 了戒
- 脇差 銘 信國
- 脇差 銘 三条𠮷則於泉國作
- 短刀 銘 兼氏
- 太刀 銘 備州長船兼□(兼光)
- 刀 銘 備州長船兼光 永正十一年八月日
- 脇差 銘 藤嶋
- 刀 銘 長曽祢虎徹入道興里
- 刀 銘 肥前國住人忠吉作
- 脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 肥前國陸奥守忠吉
2000年の歴史!中国陶磁の美
同時開催の「館蔵 中国の陶芸展」では、漢時代から明・清時代にわたる中国陶磁器コレクション約60点が展示されます。戦国時代の計量道具から、唐三彩の壺、宋時代の砧青磁、明時代の青花・五彩まで、2000年にわたる中国のやきものの歴史を辿ることができます。
刀剣と陶磁器、異なる美の世界を同時に堪能できる貴重な機会です。
五島美術館へのアクセス
- 所在地:東京都世田谷区上野毛3-9-25
- 最寄り駅:東急大井町線「上野毛駅」から徒歩5分
- 開館時間:午前10時~午後5時(入館受付は午後4時30分まで)
- 休館日:毎週月曜日(2月24日は開館)、2月25日[火]
- 入館料:一般1100円/高・大学生800円/中学生以下無料
- HP
五島美術館でしか見られない名刀と中国陶磁の数々。この機会にぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。