「春季所蔵品展ベストセレクション—「今」見るふくやまの名品」はこんな展示です
2025/4/3(木)~4/13(日)、広島県福山市のふくやま美術館にて「春季所蔵品展ベストセレクション—「今」見るふくやまの名品」が開催されます。国宝含めて14口の小松安弘コレクションを一挙公開。
福山の誇り、小松安弘氏の刀剣コレクション
2018年、福山市に全国屈指の刀剣コレクションが誕生しました。
それは、地元企業の創業者であり、福山市名誉市民でもある故・小松安弘氏が蒐集した珠玉の逸品群。
国宝7口、重要文化財6口、特別重要刀剣1口。
計14口の名刀が、小松氏の遺志を継いだご遺族によって、福山市へと寄贈されたのです。
その数、質ともに、国内の博物館の中でも屈指のコレクション。
東京国立博物館に次ぐ、国宝刀剣の所蔵数を誇ります。
小松氏と刀剣との出会いは、ある企業の買収劇がきっかけでした。
そこで出会った国宝、重文の刀たちを処分してしまうことは心情的に出来かね、自分の資産として譲り受けたといいます。
「福山の観光振興に役立ててほしい」
生前、小松氏はそう願い、コレクションを福山市に寄託していました。
そして、その想いは、ご遺族によって受け継がれ、ついに実現したのです。
このコレクションには、徳川家や福山藩阿部家に伝来した名刀も含まれています。
単なる美術品としてだけでなく、福山の歴史を語る上でも貴重な文化遺産といえるでしょう。
「最高の日本刀を福山市民に見てほしい」
小松氏の願いは、ふくやま美術館によって大切に守られ、未来へと受け継がれていきます。
展示される刀剣一覧
※このサイトの趣旨により、ここでは刀剣のみ掲載です。展覧会では他ジャンルの展示品もあります。ぜひ公式HP等をチェックください
国宝 短刀 銘 国光 名物 会津新藤五
国宝 太刀 銘 正恒
国宝 太刀 銘 吉房
国宝 太刀 銘 則房
国宝 太刀 銘 国宗
国宝 太刀 銘 銘筑州住左 号江雪左文字
国宝 短刀 銘 左/筑州住 号 じゅらく (太閤左文字)
重要文化財 太刀 銘 国清
重要文化財 刀 無銘 伝来国光
重要文化財 刀 銘 光包
重要文化財 脇差 朱銘 貞宗 本阿(花押) 名物 朱判貞宗
重要文化財 太刀 銘 備州長船兼光/延文三年二月日
重要文化財 太刀 銘 備前国住長船盛景
刀 無銘 伝長義
展示概要
太閤左文字と則房の太刀は4/26から大阪に出張します
