【熊本・浮世絵展】だまし絵、謎解きも!熊本博物館で「江戸の遊び絵づくし」開催(7/12~8/31)

夏休みも、いよいよ最終盤。 「まだどこにも行けていない」「最後に面白い体験がしたい」…そんなあなたに朗報です。

熊本博物館では、夏季特別展「江戸の遊び絵づくし 粋でゆかいな浮世絵ワールド」

が開催中ですが、その会期は2025年8月31日(日)まで。残された時間はあとわずかです 。

美人画や役者絵だけではない、江戸っ子の粋な「遊び心」が詰まった浮世絵の世界。しかも

九州初開催となる本展 、見逃すわけにはいきません。この記事では、その見どころからお土産情報まで、駆け込みでも楽しめる完全ガイドをお届けします。

「遊び絵」とは?江戸のユーモアを体感

本展の主役は、江戸庶民が楽しんだユーモアとアイデアにあふれる「遊び絵」 。「だまし絵」や「謎解き」など、見て、考えて、二度楽しめるのが大きな魅力です。

特に注目したい見どころをいくつかご紹介します。

  • 見るだけで楽しい!「だまし絵・寄せ絵」の世界 たくさんの人や動物が集まって、一つの大きな絵を形作る「寄せ絵」。歌川国芳(うたがわくによし)の有名な《みかけハこハゐがとんだいゝ人だ》は、大勢の人が集まって一人の顔を構成しており、そのユニークな発想に思わず笑みがこぼれます 。
  • 江戸っ子に挑戦!「謎解き絵」の世界 絵に隠された意味を当てる「判じ絵」など、江戸っ子たちが楽しんだ知恵比べに挑戦できます 。歌川国芳が描いた《猫飼好五十三疋(みょうかいこうごじゅうさんびき)》は、東海道五十三次の宿場町を猫のダジャレで表現した作品で、猫好きにも歴史好きにもたまらない一枚です 。
  • 浮世絵が動く!?「おもちゃ絵」の世界 福笑いや、パーツを組み立てて立体物を作る「組上絵」など、当時の子どもたちが熱中したであろう「おもちゃ絵」も多数展示 。江戸時代の豊かな遊びの文化に触れることができます。

ファン必見!博物館所蔵の浮世絵も同時展示

展示会場では、熊本博物館が所蔵する貴重な浮世絵も特別に展示されています

役者絵を得意とした三代目歌川豊国(とよくに)が描いた河原崎権十郎(かわらさきごんじゅうろう)の作品や、明治初期に活躍した昇斎一景(しょうさいいっけい)の作品など、浮世絵ファンなら見逃せない作品が並びます

お土産にしたい!限定グッズ人気ランキング

会場の物販コーナーも見逃せません。公式SNSによると、特に人気のグッズはこちらです。

  • 第1位:ふんわりてぬぐい (770円)
  • 第2位:ポストカード (120円)
  • 第3位:クリアファイル(A5) (350円)

このほか、数に限りがある公式図録(2200円)や、新入荷のアクリルキーホルダーなども販売されています 。展覧会の記念にぜひ手に入れてください。

開催概要

項目詳細
展覧会名夏季特別展「江戸の遊び絵づくし 粋でゆかいな浮世絵ワールド」
会場熊本博物館 特別展示室
会期2025年7月12日(土)~8月31日(日)
開館時間9:00~17:00(最終入館16:30)
休館日月曜日(祝日の場合は翌日休館)、ただし8/12(火)は開館
観覧料・大人: 1,000円・シニア(65歳以上): 900円・高/大学生: 700円・小/中学生: 600円
※各種前売料金あり
※未就学児・障がい者手帳をお持ちの方は無料 ※常設展示も観覧可

会場へのアクセス

  • 路面電車: 熊本市電「杉塘」下車、徒歩5分
  • バス: 熊本城周遊バス(しろめぐりん)「博物館・旧細川刑部邸前」下車すぐ
  • 駐車場: 専用駐車場はありません。近隣の三の丸駐車場(有料)等をご利用ください 。

江戸の粋とユーモアが詰まった、夏休みの最後にふさわしい展覧会。この貴重な機会を、どうぞお見逃しなく。

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