【仙台・刀剣展】家康の愛刀「ソハヤノツルキ」公開!仙台市博物館で「徳川十五代将軍展」開催(9/12~11/9)

天下泰平の世を築いた徳川家康。その終焉の地に築かれ、歴代将軍が厚い崇敬を寄せた聖地「久能山東照宮」。この国宝の社に眠る徳川将軍家ゆかりの名宝が、仙台の地に集結します。

2025年9月12日(金)より仙台市博物館で開催される特別展「徳川十五代将軍展~国宝・久能山東照宮の名宝~」は、歴史ファン、武具・刀剣ファン必見の展覧会です。

本展の見どころ:4つの視点

国宝2件、重要文化財31件を含む約100点の至宝を通じて、260年にわたる武家の文化の精髄に迫ります

1. 神君・家康の遺愛品 本展の核となるのは、家康が実際に身に着けたとされる二領の甲冑、「金陀美具足」(前期展示)と「歯朶具足」(後期展示)です 。また、家康の愛刀として名高い

重要文化財「太刀 無銘 光世作(ソハヤノツルキ/ウツスナリ)」(前期展示)も公開 。その他、スペイン国王から贈られた「洋時計」(後期展示)など、家康の国際感覚や人柄を偲ばせる品々も必見です

2. 圧巻!歴代将軍の甲冑が一堂に 2代秀忠から15代慶喜まで、歴代将軍が所用した甲冑が通期で一堂に会します 。それぞれの時代の美意識や技術の粋を集めた甲冑が並ぶ光景は、まさに圧巻の一言。将軍一人ひとりの個性や、武具の変遷をたどることができる、またとない機会です。

3. 仙台ならではの視点:「徳川家と伊達家」 特集展示室では、本展の関連展示として「徳川家と伊達家」をテーマとした展示が開催されます 。天下人たる徳川家と、奥州の雄・伊達家が、どのように関わり、時代を築いていったのか。仙台の地だからこそ深掘りできるテーマです。

4. 将軍の嗜み:書画の数々 武人としてだけでなく、文化人としての将軍たちの側面にも光を当てます。歴代将軍が遺した書画からは、彼らの教養や芸術への関心の深さがうかがえます。15代将軍・慶喜の肖像画も展示されます

関連イベント:専門家から学ぶ徳川の世界

本展の魅力をさらに深める、専門家による講座や講演会が多数開催されます。

  • 記念講演会「徳川家康公と久能山東照宮」 久能山東照宮の名誉宮司・落合偉洲氏が登壇する貴重な講演会です 。 (日時:9月13日(土)13:30~)
  • しろ・まち講座「徳川と伊達―中世から近世へ―」 当館職員が、徳川家と伊達家の関係史を紐解きます 。 (日時:10月4日(土)13:30~)
  • まちなか博物館講座「武家のシンボル 甲冑・刀剣の魅力」 当館学芸員が、本展の見どころを甲冑・刀剣を中心に分かりやすく解説します 。 (日時:9月27日(土)13:30~)
    • 「※会場が博物館とは異なりますので、ご注意ください。」

開催概要

項目詳細
展覧会名特別展「徳川十五代将軍展~国宝・久能山東照宮の名宝~」
会場仙台市博物館
会期2025年9月12日(金)~11月9日(日)
※前期(~10/5)・後期(10/7~)で一部展示替えあり
開館時間9:00~16:45(入館は16:15まで)
休館日月曜日(一部開館日あり)、9/16(火)、9/24(水)、11/4(火)
観覧料・一般: 1,600円(前売 1,400円)・高校/大学生: 1,300円・小/中学生: 900円
※特別展チケットで常設展も観覧可

会場へのアクセス

  • 公式サイト: 仙台市博物館
  • 住所: 仙台市青葉区川内26番地(仙台城三の丸跡)
  • アクセス: 仙台市地下鉄東西線「国際センター駅」下車、徒歩約8分 / るーぷる仙台「博物館・国際センター・緑彩館前」下車、徒歩約3分
  • 駐車場: 収容台数が少ないため、公共交通機関の利用を推奨 。

徳川の威光と、それに連なる武家の美意識の粋を、ぜひ仙台でご堪能ください。

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