【2026/3/20〜5/6開催】国宝「山鳥毛」が故郷へ。備前長船刀剣博物館で期間限定公開

目次(タップで記事に飛びます)

時代を超えて愛される「炎の刃文」。国宝・山鳥毛が今春公開

「その美しさ、まるで山鳥の羽の如し」。戦国最強の武将・上杉謙信が愛し、その名がついたとされる国宝「太刀 無銘 一文字(山鳥毛)」。鎌倉時代の福岡一文字派が打った、華やかで豪壮なこの名刀が、今春、その故郷である岡山県瀬戸内市の「備前長船刀剣博物館」で期間限定公開されます。実戦の武器を超え、もはや芸術の域に達した「一生モノの輝き」に出会える貴重な機会です。

展示期間【第1期】2026年3月20日(金・祝)~3月29日(日)
※無休・「拵(こしらえ)」も同時展示
展示期間【第2期】2026年4月25日(土)~5月6日(水・振休)
※4/27・30は休館、拵の展示なし
会場備前長船刀剣博物館(岡山県瀬戸内市長船町)
入館料一般 1,000円 / 高大生 600円 / 中学生以下無料

【注目】今回は「予約不要」。ありのままの国宝と向き合う

近年の刀剣ブームを受け、これまでは事前予約制(人数制限)が取られることが多かった山鳥毛の公開。しかし、今回の展示では入館予約を行わないことが決定しました。その代わり、過去に行われていた「2分間の独占鑑賞」等の入れ替え制もありません。混雑時は立ち止まらず、譲り合っての鑑賞となりますが、ふらりと長船の地に足を運び、名刀の空気に触れることができる絶好のチャンスです。

3月と4月、どちらに行くべき?

特にこだわりたい方には、3月20日からの「第1期」がおすすめです。この期間は、刀身だけでなく、国宝の附に指定されている「合口造鞘黒蝋色塗柄革巻拵」も合わせて展示されます。刀装具の美しさも含めた、山鳥毛の完全な姿を堪能できるのはこの期間だけです。

知的な大人を支える、スマートな来場ガイド

名刀を巡る旅をより快適にするための情報をまとめました。

  • シャトルバスの運行:展示期間中は、JR赤穂線「長船駅」より博物館行きのシャトルバスが運行予定です。駐車場の混雑を避け、スマートに移動できます。
  • 夜間特別開館:一部日程(3/21, 27, 28)では、17:30〜19:00の夜間特別開館も実施。夜の静寂の中で、ライトに照らされた刃文がより一層美しく浮かび上がります。
  • 古式鍛錬の公開:毎月第2日曜(今回の期間とは異なりますが)には、火花散る刀剣制作の様子が見られる「古式鍛錬公開」も。博物館周辺の工房を巡り、現代に生きる職人の技に触れるのも楽しみの一つです。

まとめ

瀬戸内市が総力を挙げて守り伝える、郷土の至宝・山鳥毛。その刃文に宿る「火」のような躍動感は、写真や動画では決して伝わりきらない圧倒的な生命力を放っています。春の瀬戸内を旅しながら、日本の美意識の極致と対話する。そんな贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。最新情報はSNSアカウント「山鳥毛里づくりプロジェクト」でも随時更新されています。

刀剣の世界|展示会・イベント情報と名刀解説の総合案内

「刀剣」アクセスランキング

「刀剣」新着一覧

この記事を保存・シェアする
目次(タップで記事に飛びます)