

出典:会津本郷焼
会津の奥座敷、会津美里町本郷。東北最古の歴史を誇る「会津本郷焼」の産地が、大きな決断とともに新たな一歩を踏み出します。2026年6月14日(日)、リニューアルされた『会津本郷せと市』が開催されます。
今回の注目は、何と言っても「本来の姿」への回帰です。近年、安全上の理由から広場での開催が続いていましたが、多くのファンや職人たちの願いが実り、情緒溢れる「瀬戸町通り」へと会場が戻ります。さらに、気候の穏やかな6月へと時期を移し、より深く器と対話できる環境が整いました。
「令和8年度 会津本郷せと市」開催概要
せと市の最大の特徴は、その「時間」にあります。暗がりのうちから灯りがともり、早朝の澄んだ空気の中で器を選ぶ時間は、この地ならではの特別な体験です。
- 開催日:2026年6月14日(日)
- 時間:午前4:00 〜 正午
- 会場:瀬戸町通り(福島県大沼郡会津美里町本郷地域)
- 内容:会津本郷焼窯元および出店者による陶磁器販売
本来の魅力を取り戻す二つの大きな変更点
今回のリニューアルには、産地としての誠実な想いが込められています。
1. 瀬戸町通りへの回帰|軒先で交わす職人との会話
これまでの広場開催から、窯元が軒を連ねる「瀬戸町通り」での開催に戻ります。
- 見どころ:会津本郷焼は、一つの産地の中に「陶器」と「磁器」の両方の窯元が混在する稀有な場所。昔ながらの風情ある通りを歩き、窯元の軒先で職人と直接言葉を交わしながら器を選ぶ。これこそが「せと市」本来の醍醐味です。
2. 6月開催への変更|快適な環境で「目利き」を楽しむ
近年の猛暑を考慮し、従来の8月から6月の第2日曜日へと時期が変更されました。
- 背景:早朝とはいえ厳しかった近年の暑さを避け、涼しい環境でお客様にじっくりと作品を選んでほしいという、実行委員会の配慮によるものです。
8月は「せと市WEEK」でじっくりと窯元巡り
従来の開催時期であった8月も、形を変えて産地を盛り上げます。
- 期間:2026年8月2日(日)〜8月16日(日)
- 内容:「せと市WEEK」会津本郷焼窯元巡りスタンプラリー
- 特典:各窯元の店舗にて「せと市価格(通常価格から1〜3割引き)」での販売やお買い得品の放出が予定されています。
混雑する「せと市」当日とは別に、お盆の時期に合わせてゆっくりと各工房を訪ねたい方には、こちらのWEEK期間中の訪問も非常におすすめです。
アクセスと来場にあたっての心得
午前4時という非常に早い時間からの開始となります。
- アクセス:
- 公共交通機関:JR只見線「会津本郷駅」が最寄りとなりますが、開始時間に合わせた運行はないため、近隣での宿泊や自用車での移動が現実的です。
- お車:磐越自動車道「会津若松IC」または「新鶴スマートIC」より約15〜20分。
- 心得:暗い時間からの移動となります。足元に注意し、懐中電灯などがあると重宝します。また、早朝は冷え込むこともあるため、調節しやすい服装を推奨します。
最後に
「会津本郷せと市」の夜明けは、まさに職人たちの矜持が形になる瞬間です。瀬戸町通りに再び響く、器が触れ合う音と人々のささやき。リニューアルされた伝統の朝市で、あなたの生活に寄り添う「本物の一客」を見つけ出してください。
最新の出展情報や駐車場詳細は、公式サイト会津本郷焼|陶磁器のある暮らしにて順次公開されます。




