新々刀の祖として知られる名刀工・水心子正秀(すいしんしまさひで)。その没後二百年を記念し、生誕の地である山形県南陽市の烏帽子山八幡宮にて、特別展「御神宝刀剣展」が2025年8月2日(土)・3日(日)の2日間限定で開催されます。 今回の展示では、同社に伝わる水心子正秀銘の御神刀一振と、個人所蔵の正秀作の短刀、そして天秀作の打刀の二振が初公開される、またとない機会です。
目次
水心子正秀とは
水心子正秀(1750~1825)は、現在の山形県南陽市に生まれ、江戸時代に活躍した刀工です。山形城主・秋元家にお抱え刀工として迎えられ、多くの名刀を生み出しました。 また、『刀剣実用論』などの著作を通じて鍛法の復古を提唱し、その功績から「新々刀の祖」と仰がれています。荘司直胤をはじめ百余名の優れた門弟を育てたことでも知られます。 会場となる烏帽子山八幡宮の境内には、その偉業をたたえる顕彰碑が建てられています。
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開催概要
項目 | 詳細 |
展覧会名 | 水心子正秀 没後二百年記念事業 特別展「御神宝刀剣展」 |
開催日時 | 2025年8月2日(土)、3日(日) 午前: 9:00~12:00 午後: 13:00~15:00 |
会場 | 烏帽子山八幡宮 社殿内 |
拝観料 | 無料 |
公式情報 | 烏帽子山八幡宮 公式サイト 烏帽子山八幡宮 X(旧Twitter) |
主催 | 刀匠 水心子正秀 没後二百年記念事業実行委員会 |
問合せ先 | 烏帽子山八幡宮(連絡先は公式サイトをご確認ください) |
展示される刀剣
- 御神刀 水心子正秀 (烏帽子山八幡宮蔵) – 初公開
- 短刀 水心子正秀 (個人蔵) – 初公開
- 打刀 水心子天秀 (個人蔵) – 初公開
会場・アクセス
- 会場名: 烏帽子山八幡宮
- 所在地: 〒999-2211 山形県南陽市赤湯1415
- 地図: (Google Map)
- 公共交通機関:
- 山形新幹線・奥羽本線「赤湯駅」東口よりタクシーで約10分
- 自動車の場合:
- 東北中央自動車道「南陽高畠IC」より約15分
関連情報:御朱印など
烏帽子山八幡宮では、水心子正秀の遺徳を偲ぶ関連の授与品があります。
- 水心子正秀顕彰御朱印: 顕彰碑と奉納刀脇差が描かれた見開きの御朱印です。(初穂料 1,000円)
- 水心子正秀顕彰奉納旗: 境内地に芳名を入れた旗を掲揚できます。(奉納金 5,000円)
- 境内維持管理・整備 御奉賛: 記念品として「脇差 水心子正秀一筆箋」が進呈されます。(一口 1,000円) ※詳細は公式サイトでご確認ください。