沖縄県の那覇市歴史博物館の特別展示室にて、毎月開催されている「国宝 琉球国王尚家関係資料」の展示。7月は「王家の宝刀」をテーマに、尚家に伝わる三振の宝刀が同時に公開されています。
展示されるのは、いずれも尚家王統の伝承に彩られた「号 千代金丸」「号 治金丸」「号 北谷菜切」です。刀剣鑑定書なども合わせて紹介されます。
目次
開催概要
項目 | 詳細 |
展覧会名 | 特別展示室 7月展示 「王家の宝刀」 |
開催期間 | 2025年7月4日(金)~7月30日(水) |
会場 | 那覇市歴史博物館 特別展示室 |
公式サイト | 那覇市歴史博物館 |
王家の宝刀(主な展示品)
尚家に伝わる三振の宝刀が同時に展示されます。千代金丸や北谷菜切の鞘や鍔などは琉球製ですが、刀身はいずれも日本製とされています 。
- 号 千代金丸(ちよがねまる) 山北王が中山王との戦いで敗北し、自害したという伝説を持つ宝刀です 。
- 号 治金丸(じがねまる) 宮古島の領主が尚真王に献上したとされています 。
- 号 北谷菜切(ちゃたんなーちりー) 王府との関りの印が刻された一振りです 。
その他の見どころ
今回の展示では、宝刀に合わせて琉球国王の衣裳も紹介されています。現存する唯一の琉球国王の装束として、こちらも大変貴重な歴史資料です 。