天道
刀剣・歴史担当ライター。幼い頃に居合を教わった際に本物の日本刀に触れて以来興味を持ってきた。良し悪しは自分が振りたいかどうかで判断しがち。波游ぎ兼光や鬼塚吉国の刀が好き。
草葉野
民俗学講師。九州の某大学で教鞭を執る。専門は民俗学だが、日本の歴史にも造詣が深い。日本刀の知識は持ち合わせていないものの、歴史の知識を買われ、天道の依頼で「ゆるなご刀剣」コンテンツの歴史分野の解説を担当している。
藤城
江戸漫画絵師。この記事のイラストも担当。刀では虎徹や同田貫が好き。
福岡市博物館リニューアル!2026年10月頃より休館し、2029年3月頃の開業を予定!
天道さん、ご存じですか?
福岡市博物館が、なんと大規模リニューアルをするそうですよ。
え、マジすか!?ってことは……
っス……。
2026年10月頃より休館し、2029年3月頃の開業を予定とのことで……。
リニューアルで嬉しい反面、毎年お正月公開の「圧切長谷部」、そのあとの「日光一文字」の展示は今年2025年と2026年公開までで……。
最短で2030年のお正月まで会えないということに……。
2029年内に何らかの特別展示が企画されてるかもしれませんが……。
常設で、いつでも展示されていた「日本号」も当然、休館中は見られない……。
……なんか雰囲気がお通夜なんですけれど……。
ふたりとも、福岡市のウェブサイトにある「福岡市博物館リニューアル推進事業について」を見てみて下さい。
えっ?
えっ?
日本号、圧切長谷部、日光一文字が常設展示!?
主な整備内容に、「常設展示室の全面刷新」って書いてありますね?
福岡を代表する名宝の展⽰をより⾒やすく洗練されたものとする……コレハ……?!
添付資料に「名宝展示」というものがあるんですよ。
その中で、お二人が心配している刀剣関連を抽出しますと……。
展⽰資料「⿊⽥家資料」
展⽰概要
⿊⽥家に伝来した⽂化財を通して、安⼟桃⼭時代から江⼾時代にかけての武家⽂化を紹介する。
- 「⿊⽥武⼠」を象徴するもの
-
⼤⾝鎗 名物「⽇本号」を展⽰
- ⿊⽥家の歴史を物語るもの
-
国宝 ⼑ 名物「圧切⻑⾕部」、国宝 太⼑ 名物「⽇光⼀⽂字」な
ど武具を中⼼に展⽰
引用:実施方針及び要求水準書(案)の公表について(令和6年12月)要求水準書(案)添付資料 7-1 名宝展⽰ 展⽰項⽬(案)
………
………ということは………。
「日本号」に加えて、「圧切⻑⾕部」「⽇光⼀⽂字」も常設展示になるということに?!
同時に三つ、ということではないかもしれないにせよ!
ですよ!しかも、自分はここに注目したい!
>「など」武具を中⼼に展⽰!
っ!そうか!
福岡市博物館は、上記の三つ以外にもたくさん刀を持っているんだよな!
そうです!それらの公開も期待できます!
リニューアルのための休館まであと少し!今のうちに楽しもう!
……二人が盛り上がってるようですので僕がまとめますと。
福岡市博物館はリニューアルのため2026年10月頃より休館し、2029年3月頃の開業を予定とのこと。
この記事では常設展示のうち、名宝展示の現状での案、それも刀剣関連のみを紹介いたしましたが……。
特別展示室のケースや照明、内装も刷新したり、南側広場も再整備してレストランや休憩所が新設されたりもするそうですよ!
あ、帰ってきましたね。
はい、休館期間は淋しいっすけど……。より素晴らしい刀剣体験のためにしてくださることですし。
はい、今の展示をしっかり楽しみつつ、再開後を期待しましょう!
福岡市博物館について
参考資料:福岡市ウェブサイト 福岡市博物館リニューアル推進事業について